仙台市出身で、宮城・気仙沼市のロケ中に被災したお笑いコンビ、サンドウィッチマンは震災から一夜明けた12日、ブログを更新。前日に続き、現地の惨状を報告した。
東北放送のバラエティー「ぼんやり〜ぬTV」の撮影中だった2人は、地震発生後、安波山(あんばやま=239メートル)に避難し、津波を間一髪で回避。火災動画やホテルのロビーに宿泊したことをブログで伝えていた。
12日午前10時49分にブログを更新したツッコミ担当の伊達みきお(36)は「毛布一枚で寒さをしのぎました」と説明。気仙沼市の壊滅状態を綴り、「悪夢でした。船が街中に乗り上げ、オイルタンクが爆発。民家も襲う津波に体が震えました。まだ燃えているカ所があります」と生の恐怖を伝えた。
約300人の死者が出た仙台市若林区荒浜についても心配し、「きっと知り合いもいます」とガク然。同11時15分に再更新し、互いに助け合う被災者の様子に触れ、「みんなスゴいです!! 必ず復興します! 日本をナメるな! 東北をナメるな!」と地元を鼓舞した。
相方のボケ担当、富澤たけし(36)も午前10時34分に「たくさんの方が亡くなったり、行方不明になってるとニュースで聞き、胸が痛いです」と吐露。続けて午後3時14分に仙台市の東北放送に向かっていることを明かし、「無事着けば地震発生時の気仙沼の様子を流せると思います」と再更新。土砂崩れの中、同3時54分に目的地に到着したことを報告した。