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福島沖15キロで屋根乗り漂流男性、海自が救助

 13日午前11時12分頃、福島県双葉町の沖合約15キロの海上で、漂流していた人を海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」が発見、ボートで救助した。

 防衛省統合幕僚監部によると、救助されたのは、南相馬市に住む新川広光さん(60)で、流された自宅の屋根の上で手を振っていたのを、ちょうかいの乗組員が発見したという。意識はあり、艦載ヘリで福島県内の病院に搬送した。防衛省統合幕僚監部が13日発表した。

 統幕によると、救助されたのは、同県南相馬市に住む新川広光さん(60)。手や顔に軽いけがをしているが、意識はあり、艦載ヘリで福島県内の病院に搬送された。

 新川さんは、いったんは避難したものの、物を取りに自宅に戻ったときに津波に飲まれた。流された自宅の屋根の上によじ登って救助を待ったという。自宅に一緒に戻った妻は、津波に流されたという。

 漂流中、新川さんは、持っていた栄養ドリンクを少しずつ飲み、水分を補給していたという。

2011年3月13日18時59分  読売新聞)
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