決別の金曜日、混乱なく…首相は大統領辞任否定【カイロ=末続哲也】エジプトの首都カイロで4日、ムバラク大統領の辞任を求める「決別の金曜日」と銘打って行われたデモは推定20万人規模に膨れ上がったが、大きな衝突など混乱はなく終わった。 シャフィク首相は同日、中東の衛星テレビ「アル・アラビーヤ」のインタビューに答え、大統領の早期辞任の可能性を否定した。これに対し、即時辞任を求める反体制派は今後も定期的な大規模デモを呼びかける方針だ。 首相は、「ムバラク大統領は法的理由で(大統領職に)とどまる必要がある」と述べ、「ムバラク氏の存在は、国の安定のために重要だ」と強調した。 衛星テレビ「アル・ジャジーラ」によると、反体制派は4日、今後も毎週火、金曜日に大規模デモを行うとして参加呼びかけを始めた。シャフィク首相はテレビで、デモを平和的に続ける限りは強制排除や逮捕を行わない考えを表明。国営テレビは4日、夜間外出禁止の4時間短縮を発表した。 (2011年2月5日12時23分 読売新聞)
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