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米韓高官が民主政権、自民と「全く異なる」で一致 ウィキ外交公電で判明
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【ワシントン=犬塚陽介】民間内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」が公開した機密外交公電によると、米韓政府高官が今年2月に会談した際、日本の民主党政権は自民党と比べて「全く異なる」との認識で一致。過去に北朝鮮が「複数のチャンネル」を使って民主党に接近を図っており、民主党が米韓との連携を強化することの重要性を確認していたことが分かった。
外交公電はキャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)と当時の韓国大統領外交安保首席秘書官だった金星煥外交通商相の会談内容が要約されており、駐韓米大使館から送信されていた。
会談でキャンベル次官補と金氏は、民主党が北朝鮮との接触を図るのならば、米韓と連携することが重要との認識で一致し、民主党の主要閣僚である菅直人副総理・財務相(当時)や岡田克也外相(同)との接触を強めていくことの重要性を確認したという。
日本関連ではこのほか、中国が昨年6月、米国に対して、北朝鮮の拉致問題に固執する日本の姿勢に懸念を示していたことが分かった。
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