2010年11月24日1時13分
北朝鮮による砲撃に対し、関係国などは相次ぎ声明を発表し危機感をあらわにした。
米ホワイトハウスは23日、「この攻撃を強く非難し、好戦的な行動を中止、休戦協定を完全に順守するよう北朝鮮に求める」との声明をギブズ大統領報道官名で出し、「米国は、同盟国である韓国の防衛に全面的に尽力する」と、北朝鮮を強く牽制(けんせい)した。
インタファクス通信によると、ロシアのラブロフ外相は23日、訪問先のミンスクでの会見で「非難に値する。(事件の)引き金を引いた者は重大な責任を負う」と述べ、「我々は情勢の沈静化に向けた措置を今すぐに取るよう、強く呼びかける。このような行為は将来にわたり許容できない」と、今回の事態への強い憂慮を示した。
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は23日、「深く懸念する。朝鮮戦争終結以来、最も重大な事件の一つだ」と、北朝鮮を非難する声明を発表した。