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太地漁協がイルカ漁で談話「攻撃に屈さず」

2010.11.2 17:32
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 イルカ漁をめぐり和歌山県太地町と海外の反捕鯨団体との対立が続いている問題で、太地町漁協は2日「太地の伝統はいわれのない攻撃に屈することなく存続する」とする談話を発表した。

 漁協はこれまで「何を言っても団体側の宣伝に利用される」として取材や対話を拒んでおり、公式にコメントするのは初めて。町と団体との間で2日に開かれた初の意見交換会後、現地に集まったメディアに配布した。

 談話はA4判で4ページにわたり「うそのシナリオで、世間の人々に誤った認識を持たせ続けようとしている」と反捕鯨団体を批判。「太地の人々は団結しており、攻撃は成功しない」と強調した。

 一方、同町のイルカ漁を批判的に描いた米映画「ザ・コーヴ」に出演し、この日も太地町を訪れたイルカ保護活動家リック・オバリー氏は、意見交換会について「完全なまがい物で、この恥ずべき八百長をボイコットする」との声明を出した。

 交換会後に町役場で記者会見した町議会の三原勝利議長は「(団体の)実態が理解できた。これまでの食生活は今後も続けていく」と話した。


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