|
期 間 |
2007年9月14日(金)〜24日(月・休) |
会 場 |
ソラリアシネマ1、西鉄ホール、エルガーラホール |
内 容 |
16カ国地域51作品 |
入場者数 |
アジアフォーカス・福岡映画祭2007 ---13,234人
協賛企画など ---3,044人
合 計 16,278人 |
オープニング上映 |
トゥーヤの結婚(仮題)(2006年中国) |
コダックVISIONアワード受賞作品 |
アオザイ(2006年ベトナム) |
|
開催17回目を迎えた今年の映画祭は、新ディレクターに梁木靖弘氏が就任するとともに、名称に“国際”の2文字を加え『アジアフォーカス・福岡国際映画祭』として、新たなスタートをきった。観客が観たい作品を選択しやすいように、何を見せたいのかというコンセプトを明確にし、「泣くな、踊れ、アジアの女性たちよ!」「ディーパ・メータ監督特集〜ディアスポラのアジア」「日本の民衆史」「福岡フィルムコミッション支援作品」など、さまざまな切り口で特集を組んだ。そのほか、アジアの新作・話題作でも注目すべき作品を集め、芸術から娯楽まで、アジア映画の幅広さと魅力を満載したラインナップを揃えた。
オープニング上映作品は、2007年ベルリン国際映画祭金熊賞に輝いた、ワン・チュアンアン監督の「トゥーヤの結婚(仮題)」。同作品は2008年お正月第2弾ロードショーとして劇場公開が決定した。また昨年より始まった市民が選ぶ福岡観客賞(コダックVISIONアワード)には、リュー・フイン・リュー監督のベトナム映画「アオザイ」が選ばれた。
多彩な関連イベントも開催した。「泣くな、踊れ、アジアの女性たちよ!」で特集された監督たちをパネリストに迎えたフォーラムでは、昨年度日本映画界の話題をさらった「フラガール」を鑑賞後に、映画の中で表現される女性と踊りについて意見交換を行った。また、この年、福岡市と姉妹都市を締結した韓国・釜山市で開催されている「釜山アジア短編映画祭」の入賞作品等6本を上映するとともに、同映画祭ディレクターと入賞作品監督による、シンポジウム「釜山からの新しい風」を開催した。地元・福岡出身の国民的歌手、赤坂小梅の生涯を描いたドキュメンタリー「小梅姐さん」の上映では、炭坑節の踊りやSPレコードコンサートなどで会場を盛り上げた。
映画祭開幕前の8月には、アジア映画ファンの裾野を広げようと、3回連続の映画講座“シネマ・デ・アジア”を開催した。福岡市総合図書館映像ホール・シネラを会場に、李鳳宇・高樹のぶ子・石坂健治の各氏が、アジア映画の上映後に梁木ディレクターとの対談を行った。 |
|
|
PROGRAM FOR 2007 |
※作品名の後に★の付いているものは、レポートの掲載あり。(作品名をクリック) |
ヴァナジャ |
ラージネーシュ・ドーマラパッリ 監督 |
2006年インド・アメリカ/111分 |
ダンシング・ベル★ |
ディーパク・クマーラン・メーナン 監督 |
2006年マレーシア/98分 |
マイ・マザー・イズ・
ア・ベリーダンサー★ |
リー・コンロッ 監督 |
2006年香港/100分 |
あたしが踊る!★ |
フー・シュー 監督 |
2006年中国/79分 |
砂塵を越えて★ |
シャウキャット A. コルキ 監督 |
2006年イラク・フランス/76分 |
地の果てまでも★ |
モハマド・レザ・アラブ 監督 |
2006年イラン/89分 |
天空の路★ |
カマラ・カマロワ 監督 |
2006年ウズベキスタン/74分 |
ドン |
ファルハーン・アクタル 監督 |
2006年インド/168分 |
いきなり、ダンドゥット |
ルディ・スジャルウォ 監督 |
2006年インドネシア/95分 |
永遠探しの3日間★ |
リリ・リザ 監督 |
2006年インドネシア/103分 |
ここに陽はのぼる 〜東ティモール独立への道★ |
グレース・パン 監督 |
2006年シンガポール・東ティモール/78分 |
早春譜★ |
ニティワット・タラートーン 監督 |
2006年タイ/117分 |
ミージュー★ |
スカンヤー・ウォンサターバット 監督 |
2007年タイ/79分 |
アオザイ★ |
リュー・フイン・リュー 監督 |
2006年ベトナム/142分 |
風と砂の女★ |
チャン・リュル 監督 |
2006年モンゴル・韓国・フランス/125分 |
トゥーヤの結婚(仮題)★ |
ワン・チュエンアン 監督 |
2006年中国/96分 |
自転車で行こう★ |
イサク・リィ 監督 |
2006年台湾/81分 |
とらわれの水 |
ディーパ・メータ 監督 |
2005年インド・カナダ/117分 |
1947年・大地 |
ディーパ・メータ 監督 |
1998年インド・カナダ/108分 |
炎 |
ディーパ・メータ 監督 |
1996年インド・カナダ/108分 |
陸に上った軍艦★ |
山本 保博 監督 |
2007年日本/95分 |
新・あつい壁★ |
中山 節夫 監督 |
2007年日本/111分 |
小梅姐さん★ |
山本 眸古 監督 |
2007年日本/76分 |
相撲ら!★ |
アフドリン・シャウキ 監督 |
2007年マレーシア・日本/142分 |
逃亡くそたわけ−21才の夏★ |
本橋 圭太 監督 |
2007年日本/99分 |
|
贈り物 |
イ・イニ 監督 |
2006年韓国/28分 |
普通の人々★ |
イ・ユリム 監督 |
2007年韓国/28分 |
過ぎ去る一日★ |
キム・ヤンヒ 監督 |
2007年韓国/19分 |
道具 |
ユン・ヨンア 監督 |
2006年韓国/8分 |
いつか判る★ |
キム・ヨンジェ 監督 |
2007年韓国/21分 |
グレースランド |
アノーチャー・スウィッチャーゴーンポン 監督 |
2006年タイ/17分 |
|
|
|
●協賛企画:バリアフリー上映会 |
早春譜 |
ニティワット・タラートーン 監督 |
2006年タイ/112分 |
明日の記憶 |
堤 幸彦 監督 |
2006年日本/122分 |
|
|
|
●アジアフォーカス・アーカイヴス |
河は流れる |
ジャヌ・バルア 監督 |
1999年インド/88分 |
虹に乗って |
ジャヌ・バルア 監督 |
2002年インド/116分 |
私はガンディーを殺していない |
ジャヌ・バルア 監督 |
2005年インド/104分 |
選択 |
アリ=レザ・ダウドネジャード 監督 |
1991年イラン/80分 |
青空がぼくの家 |
スラメット・ラハルジョ・ジャロット 監督 |
1989年インドネシア/105分 |
頑固者たちの物語 |
レイス・チェリッキ 監督 |
2004年トルコ/91分 |
スリ |
リンタン・セーマゲー 監督 |
2002年スリランカ/80分 |
あなたに夢中で |
ホセ・ハヴィール・レイエス 監督 |
1993年フィリピン/116分 |
遙かな旅 |
レ・ホアン 監督 |
1996年ベトナム/99分 |
下流人生 |
イム・グォンテク 監督 |
2004年韓国/105分 |
海辺の女たち |
リー・チャ、リー・シン 監督 |
1963年台湾/98分 |
べにおしろい |
リー・シャオホン 監督 |
1994年中国/119分 |
|
|
|
●中国映画フェスティバル2007 |
ニーハオ! ケ小平 |
シュー・ハイイン 監督 |
2004年中国/94分 |
ケ小平 |
ティン・インナン 監督 |
2003年中国/110分 |
CEO[最高経営責任者] |
ウー・ティエンミン 監督 |
2002年中国/116分 |
胡同愛歌 |
アン・ジャンジュン監督 |
2003年中国/100分 |
上海家族 |
ポン・シャオレン 監督 |
2002年中国/96分 |
追憶の上海 |
イエ・イン 監督 |
1998年中国/97分 |
|
|