【衝撃事件の核心】大麻に飽きたらず「禁断のキノコ」栽培…容疑者の部屋はさながら「薬物研究所」 (5/5ページ)

胞子所持は「合法」…海外サイトで購入可能

　大麻栽培やＭＭ栽培に関しては、インターネットなどで栽培方法を記した「マニュアル」が入手できる。関本容疑者が参考にしたように一般の書籍に記載されているケースもある。

　関本容疑者が胞子を購入したという海外のインターネットサイトをのぞいてみると、「Ｍｕｓｈｒｏｏｍ　Ｓｐｏｒｅｓ」（マッシュルームの胞子）というコーナーがあり、キノコの写真が並んでいる。価格は１８ドル（約１７００円）からで、クレジットカード決済で購入できる。買った“ブツ”は数週間でエアメールで送られている。

　警視庁によると、ＭＭが成長し、大麻成分であるサイロシン、サイロシビンを形成した段階では違法だが、胞子は「持っていてても問題ない」という。

　「結局、胞子にしても、大麻の種にしても、海外ルートでの入国がほとんど。エアメールで送られると、こちらとしても確認のしようがない。乱用者を減らすためには種や胞子の国際的な監視の枠組みが必要なのではないか」。捜査関係者は切に訴えている。

【衝撃事件の核心】掲載記事一覧

【衝撃事件『未解決』の核心】掲載記事一覧

これまでの【疑惑の濁流】はこちら