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122校で採点ミス「意識が甘い」と教育長 兵庫県立高校入試 (1/2ページ)

2009.4.20 21:20
このニュースのトピックス言語・語学
謝罪会見する県教委の大西教育長(右)と溝口教育次長=20日、神戸市中央区(彦野公太朗撮影)謝罪会見する県教委の大西教育長(右)と溝口教育次長=20日、神戸市中央区(彦野公太朗撮影)

 兵庫県教委は20日、今春の県立高校入試で受験者2万4880人のうち1447人の答案で計1522件の採点ミスがあったと発表した。

 学力検査を行った142校3分校のうち、約84%に当たる122校で何らかのミスがあり、正しい得点よりも30点減点されていたケースもあった。県教委では合否判定には影響がなかったとしている。

 受験生1人が答案の開示請求を行いミスが発覚したことを受け、県教委は全受験生の答案について再点検を進めていた。

 ミスの内訳は記述問題で部分点を積算し忘れるなどの集計ミスが645件、漢字を間違っているのに気付かないなど不正解を正解としたのが559件、正解を不正解としたのが318件だった。

 県教委は今後、外部委員会を設置して再発防止へ向けて取り組むとともに、答案が保存されている過去5年分についても再調査する方針。合否に関わるミスが見つかった場合は「合格を取り消すなど、受験者に不利益になるような判断はしない」としている。

 大規模なミスの発覚について、この日会見した大西孝県教育長は「教員の意識が甘いといわざると得ない」と謝罪。解答用紙の様式や、長時間にわたる採点作業などをミスの背景としてあげた。

 兵庫県の一般入試では、合否判定の半分は内申点で評価されており、関西の大手学習塾の講師は「内申点の占める割合が高いことも気が緩む原因なのでは」と指摘。「発覚していなかっただけで、過去にもミスがあるはず。非常に不信感を抱いている」と話した。

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謝罪会見する県教委の大西教育長(右)と溝口教育次長=20日、神戸市中央区(彦野公太朗撮影)

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