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「歴史を盗む泥棒民族」 台湾メディアが韓国批判(下)

◆釈迦は韓国人

 台湾の有力紙中国時報は6月1日付紙面に「韓国人は釈迦を韓国人と呼ぶ」との見出しの記事を掲載した。見出しからしてとんでもないものだ。記事はリード部分から歪曲が見られる。「韓国の文化拡張運動が再び強まっている。老子、孔子が韓国人だと言ったと思えば、今度は釈迦が韓国人だと主張している」という内容だ。

 本文はさらに荒唐無稽(むけい)で、朝鮮日報を引用した形となっている。もちろん朝鮮日報がそんな報道を行った事実はなく、該当記事を取材したこともない。韓国人がそうは考えていないので、取材対象にすらならない。

 では、朝鮮日報が「報道」した驚くべき内容とは-。

 「成均館大の研究によると、紀元前700年前後に済州島に住む韓国人が航海に出掛けた。一部は日本に向かい、一部はマラッカ海峡、一部はベンガル湾に向かった。釈迦が属するシャカ族はアーリア人ではなかった。シャカ族の生活を観察すると東アジアの生活の特徴が表れており、それに基づき推論すると釈迦は韓国人だった」

 朝鮮日報が書いたとされるこの記事が中国本土のインターネット上で広がると、すぐにマスコミの話題となり、一部ネットユーザーは「恥知らずで常識がない民族だ」と韓国人を見下した。

 中国時報によれば、中国の一部ネットユーザーは「世界にこんなならず者国家があるだろうか」と韓国を批判している。

イ・グァンヒ記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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