● |
パトロネージ制度の崩壊 |
|
←藩王や大規模寺社など、従来デーヴァダーシスのパトロンとなってきた階級が政治経済的に弱体化 |
● |
デーヴァダーシス制の堕落した形態としての専業売春 |
|
←村落単位ではブラーミン地主の囲い者、もしくは村落男子共有の売春婦、都市化の波のおよんだ地域では、スラムにおける専業売春婦となった例も多い。 |
● |
以上の変化は公共的デーヴァダーシス制(国家主宰もしくは寺社主催)が崩壊し、私有化(ブラーミンもしくは地主階級による)されてゆく過程と見ることができる |
● |
近代化推進派(開明派ブラーミンをふくむ)からの攻撃 |
|
←封建主義的遺物として、近代国家インドの「恥」としてデーヴァダーシス制を撤廃せよとの声が高まる |
● |
20年代から盛んとなる自尊運動(ドラヴィダ運動の先駆型)では、寡婦再婚の認可、一夫一妻制の推進、幼女婚の廃止、婚資(ダウリー)の廃止、禁酒などとならんで、デーヴァダーシス制の廃止が社会改革の目標として掲げられた←ブラーミンによるデーヴァダーシス独占への非難が根底にある |