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2006年甲子園特集

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駒苫、夏3連覇は見果てぬ夢/夏の甲子園

【駒苫-早実】喜ぶ早実ナインと最後の打者の田中(共同)
【駒苫-早実】喜ぶ早実ナインと最後の打者の田中(共同)

<全国高校野球選手権:早実4-3駒大苫小牧>◇21日◇決勝再試合
 「不滅の記録」への挑戦はあと1歩で実らなかった。駒大苫小牧の夏3連覇は早実に阻まれた。
 15年に始まった大会の歴史の中で2連覇は過去5校。3連覇を達成したのは31~33年の中京商(現中京大中京=愛知)の1校だけだ。39、40年と全国制覇した海草中(現向陽=和歌山)は戦争の激化のため、41年の大会そのものが中止となった。
 第1回大会から14年連続出場した和歌山中(現桐蔭=和歌山)は21、22年に連覇。翌年、決勝まで進んだものの甲陽中(現甲陽学院=兵庫)の前に涙をのんだ。広島商(広島)は3連覇が懸かった31年に山陽大会1回戦で姿を消し、小倉(福岡)は49年に準々決勝で敗退した。
 桑田、清原を擁したPL学園(大阪)は83~85年の夏にいずれも決勝に進んでいるが、優勝、準優勝、優勝と連覇できずに終わっている。夏3連覇への挑戦は57年ぶりで、達成していれば73年ぶりの快挙だった。
 中京商が3連覇を達成した当時の参加校数は700に満たなかった。現在は4000を超えるチームが甲子園を目指してしのぎを削っている。その中で駒大苫小牧が2年続けて頂点に立ったことさえ奇跡で、このような機会は2度と訪れることはないかもしれない。駒大苫小牧は高校野球ファンに「夢」を与えてくれた。(共同)



 

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