だいたい年に1度、3週間〜1ヶ月くらいはブラジルへ里帰りしている。
カーニバルの時期に当たればカーニバルに入り浸り。そうじゃなかったら幼馴染みの仲間とフットサルをやったり、ビーチサッカーをやったりしている。
ブラジルに帰るとほとんどビーチにいる。朝起きて、歩いて100mもないビーチへ行って、朝ご飯がわりにビーチでおつまみをつまむ。そのまま夕方の5時くらいまでビーチにいて、サッカーで遊んだり。その後、家に戻る途中にお店が2軒あるので、そこへ寄ってビールを飲みながら友達と日本の話をしたりする。
一度帰ってシャワーを浴びて、また外に出掛けて“シュラスコ”のお店に行ったりもする。シュラスコはブラジル風のバーベキューで、大きなお肉の塊を焼くので、みんなで集まって騒ぐのにちょうど良い。
ブラジル人はみんなで集まったら、みんなでリラックスしているか喧嘩しているかどちらか。ブラジル人からしてみれば、日本人はいるのかいないのかわからないくらい静か。ブラジル人は「会社で何があった……テレビの番組がどうした……」なんてことを、とにかく喋りまくる。
基本的に僕は、そういう場所でサッカーの話だけはしない。ところがウチの2人の姉さんがサッカー好きで、それぞれライバル同士のチームを応援しているから、もう大変。片方のチームが負けると、全然関係ないのに負かしたチームのユニフォームを着てきて「お前のチーム負けたでしょ」なんて喧嘩を売る。
珍しく僕が「あそこのチームは負けたけど……」なんて解説らしいことを言おうとしても、「負けた!ざまあみろ!」と騒ぐだけで全然聞いちゃいない。両方負けても「ウチは1-0、そっちは3-0」なんて言ってる。そんな騒ぎで水曜日と土日はいつも大変。大変だけど面白い。
里帰りといっても、特に変わったことをするわけじゃなくて、そんなブラジルの日常を過ごしてくる。特にリオではそう。一度くらいお土産を買いにショッピングセンターへ行くけど、そこでも友達に会って「飲もう!」なんて。