今週の主な番組 NHKの主な番組とその内容について放送予定をご紹介します
04月24日(日)日曜日
番組スポットはこちらから
総合
教育
デジタル衛星ハイビジョン
BS1
BS2
FM
総合
たべもの新世紀
 “朝掘り”を届けたい たけのこ〜大阪府貝塚市
前6・15〜6・50
 1キロ3000円。高級魚の鯛よりも値段がはるたけのこが大阪府貝塚市で栽培されている。
 一般のたけのこと比べて色が白くてやわらかく、えぐみが少ない。採れたてを薄切りの刺身にすると、ほんのりと甘い栗のような味がする。岸上展夫さん(62歳)は、竹やぶの手入れと土にこだわって生産してきた。たけのこに充分な栄養を送るため、竹を一坪当たり1本になるよう定期的に伐採する。また、味とやわらかさの決め手となるのは粘土質の土。特においしいたけのこができる土を集め、すべての竹やぶの表面にまんべんなく撒く「土入れ」作業を欠かさない。さらに、たけのこが地表に出る直前の午前2時から収穫を行い、酸化によって発生するえぐみを最小限に抑えている。5年前から独自のブランド「木積(こつみ)たけのこ」としての販売に力を入れ、大阪など関西都市部の消費者への認知度アップを目指している。番組では代々受け継いできたたけのこを、より多くの消費者に届けようとする農家の姿を描く。

[キャスター] 桜井洋子アナウンサー、合瀬宏毅解説委員

[番組ホームページ] http://www.nhk.or.jp/t-shinseiki/
総合
経済羅針盤
 いよいよ登場 孫正義
前8・25〜8・55
(再)BS1・後6・10〜6・40
 ソフトバンクグループ代表の孫正義さんをスタジオに迎える。
 24年前、社員二人で始めたソフト流通業から、いまやグループ合わせて1万人を超える企業に成長したソフトバンク。インターネットの普及とともに、ネット証券会社やポータルサイト「ヤフー」を立ち上げるなど、日本のIT業界をリードしてきた。そして最近では、電話会社の「日本テレコム」やプロ野球の「ホークス」を相次いで買収。ニッポン放送の経営権を巡るライブドアとフジテレビとの争いにも、グループの投資会社が関わりを持っている。
 いま最も注目を集めるビジネスリーダーの一人、孫さんの経営の原点は何か。そしてどんな経営戦略を抱いているのか聞く。

[キャスター]
 関口博之解説委員
 柴田祐規子アナウンサー

[番組ホームページ] http://www.nhk.or.jp/k-rasinban/
総合
ふだん着の温泉
 「ライダーは春風を乗せて〜青森・正観湯温泉」
後1・35〜1・45
 青森県大鰐町にある一軒宿の正観湯温泉は、30年前にできた比較的新しい温泉。日帰り温泉として地域の人々の憩いの場になっているとともに、バイクでツーリングする旅行者の間で人気の湯でもある。宿を経営する横山安則さん松夫さん兄弟は無類のバイク好き。仲間との交流が縁で年間200人を越す旅行客が全国から集まってくる。兄弟は心づくしの田舎料理と温泉で旅行者をもてなす準備に追われる。
 ライダーたちのにぎやかな声とともに春の訪れを迎える温泉宿を舞台に、横山さん兄弟と温泉客とのほのぼのとしたふれあいを描く。

[番組ホームページ] http://www.nhk.or.jp/fudangi/
総合
それいけ!民謡うた祭り
 「尾道港は民謡満開」
  − 広島県・尾道市 −
後2・00〜2・45
 平成15年4月から始まり、常に地域にこだわった民謡ステージショーでふるさとの魅力をたっぷり紹介する公開派遣番組「それいけ! 民謡うた祭り」。今回は広島県・尾道市での公開収録をお届けする。

 今年からレギュラー司会者に演歌歌手・伍代夏子を迎え、「爆笑オン エアバトル」でおなじみの藤崎弘士アナウンサーとともにステージを盛り上げていく。
 また番組冒頭にテーマソング(新曲「うたって! 民謡」)を設け、伍代夏子の歌声とお客様の笑顔で幕を開け、いままで以上に華やかな舞台を展開していく。

 今回は広島県をベースに中国地方の民謡に注目。地域の情緒あふれる各地の民謡をたっぷりとお聞きいただく。

[唄]
 大塚 文雄 (おおつか・ふみお)
 山本 謙司 (やまもと・けんじ)
 川崎マサ子 (かわさき・まさこ)
 国村 千鳥 (くにむら・ちどり)
 大野実佐子 (おおの・みさこ)
[地元出演者]
 唄・近藤昭登<「音戸の舟唄」全国大会優勝>
 唄・池宗史<「下津井節」全国大会2年連続優勝>
 踊り・宮坂流津山銭太鼓保存会
 踊り・安来節保存会
[司会]
 伍代 夏子 (演歌歌手) (ごだい・なつこ)
 藤崎 弘士アナウンサー (ふじさき・ひろし)

[番組ホームページ] http://www.nhk.or.jp/minyo/matsuri/
総合
NHKアニメ劇場 アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル
 「雲の中の死」
後7・30〜7・55
 セント・メアリ・ミード村のマープル邸で、メイベルはクッキーを焼きながら、間もなく飛行機でフランスから帰ってくるポワロを待っていた。
 飛行機の中で、ポワロはホーバリ夫人と向かい合わせの席に座る。しかし、夫人の知人ミス・カーのために通路側の席へと移る。歯科医のゲイルと美容師のジェーンは、向い合わせで座り互いを意識していた。ホーバリ夫人は、メイドに荷物置き場にあるバッグを持ってこさせタバコを吸おうとするが、客室乗務員に止められる。
 昼食の時間になり、客室乗務員がコーヒーを注いで回る。客室内には、なぜか蜂が飛んでいた。客室内を回っていた客室乗務員が、老婆に声をかけ体を揺り動かすと反応がない。乗客の中にいた医師ブライアントが診ると、すでに死んでいた。死体の首筋に虫に刺されたような痕があり、死因は客室内を飛んでいた蜂とも考えられるが、老婆の足元には吹矢の矢も落ちていた。やがて飛行機は、イギリスに到着する。
 ポワロを出迎えに来ていたヘイスティングスとメイベルは、事件の捜査に来ていたシャープ警部に偶然会う。そこへ、空港職員が飛行機で死人が出たと言うので現場に急行し、ポワロと合流する。客室内にいたのは、乗客が10名、客室乗務員が2名。ポワロは、空港の別室で乗客から個別に事情聴取する。所持していたパスポートから、老婆の名はマリー・モリソーと判明。客室乗務員の話では、老婆は、度々飛行機で見かける客で、コーヒーを注いだ時点では生きていた。ブライアントによれば、自分が診た時点で死後30分は経過していたが、正確な死因はわからないという。ホーバリ夫人、ミス・カー、ゲイル、ジェーン、デュポン親子、探偵小説家のクランシイ、それぞれに話を聞くが、特に変わったことはなかったという。そこへ警官が、ポワロの座席の下から吹矢の筒を発見した、と駆け込んでくる。
 後日、被害者マリー・モリソーはイギリスの上流階級相手の有名な金貸しで、通称マダム・ジゼルと呼ばれ、死因は南アフリカに棲息する蛇の毒だということがわかる。

[声の出演]
 エルキュール・ポワロ…里見浩太朗
 ミス・マープル…………八千草 薫
 ジャン・デュポン………布川 敏和

[番組ホームページ] http://www3.nhk.or.jp/anime/agatha/
総合
NHKスペシャル 「日本の群像・再起への20年」
 第1回「トップの決断〜継続か撤退か」
  8回シリーズ・4月放送開始 (毎月最終日曜日)
後9・00〜9・52
 日本をバブルに導いたプラザ合意から20年。このシリーズは、日本の経済社会を根底から揺さぶったこの20年を、その主人公である「日本の群像」の軌跡を追うことで検証する大型企画である。グローバリズムの大波の中、あらゆる現場でそのあり様が問われ続けた日本型システム。大手メーカー会長や元銀行マンなど様々な「群像」が模索を続ける姿を通して、バブル崩壊から今に至る再起への格闘を追う。

 1980年代後半、円高とバブルを背景に、「ジャパンアズNO.1」と讃えられた日本企業は相次いでアメリカの企業・不動産を買収、グローバルなM&A時代の幕開けの寵児となっていた。89年、ニッポン製造業を代表するソニーがコロンビア映画を、最大手の不動産会社、三菱地所がロックフェラーセンターを手に入れ、その数千億円規模の事業拡大はアメリカで脅威とさえ受け止められた。
 しかし買収した企業、不動産はその後、大赤字を生み、経営に苦しむ。うまくいかないのはなぜか、グローバル経済の渦中で格闘した経営陣たち。商慣習の違い、掌握できない外国人経営陣、マネーゲームそのものの激しい交渉。ソニー・出井伸之氏、三菱地所・高木茂氏は、厳しい現実を前に、決断を迫られた。事業の「継続」か、それとも「撤退」か。
 番組では、2人のトップの今に至る再起への格闘を軸に、日本企業がかつての自らのあり方を変え、グローバルビジネスの世界でどう勝ち残ろうとしているのかを見つめていく。

[語り手] 山根基世アナウンサー、和田源二アナウンサー

[番組ホームページ] http://www.nhk.or.jp/special/
総合
熱唱オンエアバトル
深夜1・10〜1・40
 日曜日の深夜に放送する熱唱オンエアバトル。10組のミュージシャン志望の若者たちが熱演を披露して放送を勝ち取るためにバトルを展開する。スタジオの一般審査員によるオンエアOKか否か、というたった一つの基準に基づく判定を突破して「オンエア」を勝ち取れるのはわずか5組。挑戦するのは、まだメジャーデビューしていないインディーズで活動している音楽に熱い情熱を持ったミュージシャン志望の若者たち。
 今回挑戦するのは、
癒音〜いおん〜、SAKURANBO(サクランボ)、Jolly Jelly Fish(ジョリージェリーフィッシュ)、Slow air(スロウエアー)、soldout theater(ソールドアウトシアター)、
TA・WA・WA(タワワ)、BLASH(ブラッシュ)、PetticoatLane(ペチコートレイン)、
まつもとみほ、∞ButterFLY(ループバタフライ)
〔50音順〕、()内は読み

[番組ホームページ] http://www.nhk.or.jp/oab/
教育
わくわく授業〜わたしの教え方
 「恋心を三十一文字(みそひともじ)に
  〜桔梗亜紀先生の国語」
前7・40〜8・05
 思春期を迎え、様々な思いを内に秘めるものの、それを表現すると“うざい”や“なんとなく”といった言葉ですませがちな中学生。的確な言葉をみつけ、自由に思いの丈を表現する力を身につけさせる松江市立第一中学校の桔梗亜紀先生の2年生に行う短歌の授業を紹介する。
 微妙な心情を表現させるために、桔梗先生は様々な手立てを用意している。テーマに選んだのは、中学生の最大関心事「恋」。まず、どのようなものをつくればいいのかイメージを持たせるため、前年度までに先輩がつくった短歌を参考作品として見せる。その際、わざと上の句、下の句をばらばらに提示し、どの2つが一致するかを生徒に話し合わせることで、文章を読み解く面白さや読み手の感情を察することの大切さに気づかせていく。
 桔梗先生は、作品を作る時も生徒の意欲を引き出すことを大切にしている。出来上がった作品は、全校生徒、教職員に配布することを伝え、思いが大切な人に伝わるかもしれないというドキドキ感を持たせる。
 また、うまく書けなかった生徒には、クラスメイトが作った作品の中から最も心に残ったものを選ばせ、返歌を詠わせる。これは、友達が書いたものを参考にして書くヒントをつかませる工夫である。
 生徒達が、「言葉を使いこなす」満足感や、「伝え合い、共感する」喜びを味わっていく姿を伝える。

[番組ホームページ] http://www.nhk.or.jp/wakuwaku/
教育
新日曜美術館
 「風景に命をそそぐ〜三岸節子のヨーロッパ」
前9・00〜10・00
(再)教育・後8・00〜 9・00
 「2時に目が覚めて眠れず、ゴルゴーニュの麦畑をいかに描くか、さまざまに思いめぐらす。これが出来なければ、成功しなければ、個展の目が出ないだろう。渾身の勇気、熱意を込めて格闘である」(日記、1979年・74歳)「私の描く作品は、花にしても静物にしても、風景にしても、作品を描きすぎる。……10枚の作品を1枚に凝集する。それが出来なければボンクラの画家で終わるのみである」(日記、1975年・70歳)
 来年生誕100年を迎える画家・三岸節子(1999年没)。大規模な展覧会開催を前に、晩年20年あまりフランスに滞在して「本物の画家」になろうと苦闘した時期の、真情を克明に綴った日記の存在が遺族の協力で明らかになった。
 戦前、異色の画家・三岸好太郎の妻として互いに影響を与えあい、夫の死後も画壇の第一線にたち続け、戦後早々、美術界初の個展を開き、1951年にはサンパウロ・ビエンナーレの日本代表に選ばれるなど、功成り名を遂げて60代の老境にさしかかっていた三岸節子は、1968年、突然「日本への訣別」を宣言し、息子一家を引き連れて渡仏する。以来20年あまり、病を得て84歳で帰国するまで、滅多に訪れる人もないフランスの片田舎に居を定め、ひたすら制作に打ち込む。
 南仏、ブルゴーニュ地方、ヴェニス、スペイン、シシリー島……名所絵はがきに終わらない風景画を描くため、精力的な取材旅行を繰り返しながら、「本物の油絵を描く」ことに心血を注いだ三岸。その壮絶な戦いの日々が、今回の日記公開によって初めて明らかにされる。
 番組では、日記をはじめ、残されている滞仏時代の膨大な写真、そして小学生時代から三岸と生活を共にし、取材旅行にも必ず同行した孫の太郎氏の証言などを交えて、ヨーロッパに挑み、本物の画家になろうとした戦いの日々を再現する。
教育
NHKジュニアスペシャル 「地球大進化」
 (3)− 大陸が動いた!魚大変身 −
後6・00〜6・45
(再)5月1日(日)教育・前6・55〜7・40
 我々人類が、40億年という長い年月をかけて、この地球上で進化してきた道のりを、3つの謎をキーワードに子供たちと一緒に解き明かしていく「地球大進化シリーズ第3集」。舞台は4億5千万年前の海から始まる。そして人類のご先祖様が魚から、陸に上がるまでの、およそ1億の間の激動のストーリーを、子供たちの生き生きした姿と共に伝える。
 ご先祖様は、これまで、隕石の衝突によって地球上の海が消滅した「全海洋蒸発」、そして地球全体が氷漬けになった「全球凍結」という地球が課した2度の大きな試練を生き残こり、微生物から魚に進化していた。当時、ご先祖様の住んでいた海は、生命が満ち溢れる、まさに楽園だった。そこに3度目の試練が訪れる。海が消滅してしまったのだ!
 いったいどうして? この謎に子供たちが挑戦する。その時、みそ汁が登場。実はみそ汁と地球には、子供たちもビックリな、意外な共通点があったのだ。
 海の消滅の後、ご先祖様が目指したのは、川。しかし安心したのもつかの間、再び恐ろしい試練がやってきた。酸欠だ。水中の酸素がなくなる事態をどう生き延びたのか? 謎の答えを示す秘密ボックスが登場。開けてビックリ、子供たちが騒然となったモノとは、ご先祖様に最も近い魚の生きた姿だった!
 それから数千万年後、ご先祖様のヒレは、手と足に進化していた。まだその手足では体を支え、歩くことは出来なかった。しかしこの手足のおかげで、ご先祖様は体長5mの巨大魚という恐ろしい敵から、見事生き延びることが出来たのだ。いったいどうやって?
 3つ目の謎は、シリーズ通しのキャラクター「シレンジャー」に子供たちが変身して、体を使って解決。
 こうして幾たびの試練を乗り越えたご先祖様は、3億6千万年前、とうとう陸に上がることに成功したのだ。

[出演]
 島崎和歌子、富永禎彦アナウンサー
 サクラ、カンジ、リオ
 やったべぇ=谷田部雅嗣解説委員
[語り] 竹中直人
[エンディングテーマ] ♪「奇妙な世界」忌野清志郎、三宅伸治
教育
トップランナー
 (フリークライマー) 小山田 大 
後7・00〜7・45
 「険しいルートを登る為なら、岩に金具を打ち込んでもいい」というそれまでのクライミングに対し「素手で、人の力だけで挑戦していく」という理念のもと始まったのが『フリークライミング』だ。
 中学生の頃から山登りが好きだった小山田は、93年、16歳にして国内大会で入賞、3年後には優勝した実力の持ち主。平山ユージと並んで日本のクライミング界をしょって立つ人材だ。世界大会でも好成績を収めており、2002年にはワールドランキング2位を獲得している。
 しかし、小山田がこだわるのは「試合の結果」よりも「美しい自然に挑みたい」というクライマー本来の欲求。ルートセッターとしての評価は高く、国内外で様々なルートを開拓、フォロアーたちが「難しいだけでなく、クライミングの楽しさが満喫できるルート」と絶賛している。自然と人間のコラボレーションともいうべきフリークライミング、その魅力と難しさについて聞く。

[司会] 本上まなみ、山本太郎

[番組ホームページ] http://www.nhk.or.jp/tr/
教育
劇場への招待 「十八代目 中村勘三郎 襲名披露公演」
後10・00〜11・55
十八代目 中村勘三郎 襲名披露公演 
「口上」「一條大蔵譚」

「口上」
十八代目 中村勘三郎
中村 芝翫
中村雀右衛門
中村富十郎 ほか

「一條大蔵譚」
一條大蔵長成…十八代目 中村勘三郎
常盤御前…中村雀右衛門
吉岡鬼次郎…片岡仁左衛門
お京…坂東玉三郎 ほか

〜東京・歌舞伎座で録画〜
デジタル衛星ハイビジョン
ハイビジョン日曜シネマ 「雨あがる」
後7・30〜9・05
 黒澤明監督が山本周五郎の同名小説を脚色し、長年映画化を望んでいた企画を、彼の助監督だった小泉堯史が遺志を継いで映画化した時代劇。寺尾聰演じるお人好しの浪人三沢伊兵衛は、武芸の達人だが不器用な性格ゆえに一向に仕官が決まらず、妻とともに旅を続けていた。ある日、侍同士の果し合いに出くわし、これを仲裁した伊兵衛を見たある藩主が声をかけ、剣術の指南役として城に迎えられるのだが……。
(2000年/日本)

[監督] 小泉堯史
[出演] 寺尾聰、宮崎美子、三船史郎、檀ふみ、井川比佐志、吉岡秀隆 ほか
デジタル衛星ハイビジョン
ハイビジョン特集 「宝石 神秘と魅惑の小宇宙」
 − はるかなる宝石の旅〜“ジェムストーン”の世界 −
後10・00〜10・55
 全世界の女性たちのあこがれの的、“ジュエリー(宝石&宝飾)”。ルーヴル、エルミタージュ、メトロポリタン、ヴィクトリア&アルバートといった世界屈指の美術館・博物館には高価な宝石や貴金属を用い、緻密で高度な技術で作り上げた美の極致がおさめられている。その神秘的で目もくらむほどの美しさに人々は魅了され、数々のドラマが生み出されてきた。
 番組は世界中でコレクションされている名品・逸品の数々をハイビジョンで撮影、各時代に創り出された“最高の美”をご堪能いただく。

 古代から人類を魅了してきた宝石は、100種類以上と言われる。宝石を求めて地中深く掘り進む原産地の人々、輝きを際立たせるカット技術、ハイテクを駆使した宝石鑑別機関など最新情報を交え、知られざる宝石・ジェム・ストーンの多様な色彩と輝きを紹介。
BS1
地球街角アングル
後5・20〜5・40、後9・40〜10・00
「歌で子どもたちを癒したい〜ベトナム・ヴィ先生の音楽学校」
後5・20〜5・40
 ベトナムの首都ハノイは、ドイモイ後の経済成長で急速に変貌を遂げたが、大都会になったためのヒズミも出始めている。ストリート・チルドレンの急増もその一つの現象だ。そんな子供たちに、伝統的な音楽や舞踊を教えて自立を促そうとしている歌手がいる。ヴイ先生(67歳)。有名な現役歌手の彼女は、ベトナム戦争中は北ベトナム軍で兵士として戦いながら歌っていた。今は、様々な学校や施設を回りながら、子供たちを精神的に更生させようとしている。なかには、麻薬中毒の子供たちの更生施設もあり、どれだけ子供たちの内面に入って接することができるかが鍵だという。ヴイ先生の歌う日々を描く。

「暮らしの災害救助隊〜ニューヨーク」
後9・40〜10・00
 部屋がいつのまにか、不要なものであふれかえってしまうのは、日常生活で多くの人が経験している事と思われるが、大量消費社会アメリカでは、ケースによって事態はさらに深刻である。中には物を一切捨てられず、ゴミだらけの家で暮らしている人がいる。買い物依存症で、しかも不要になったものも、いつかまた必要になる日が来るはずという、強迫性障害を抱える人たち。アメリカでは現在300万人がこの、いわば「捨てられない症候群」に苦しんでいるといわれる。
 モノを捨てられない人々の暮らしぶりは悲惨で部屋中に所狭しと、食品の空箱や包装紙、壊れた電化製品、古新聞や食べかけの腐った食物などが散らかっている。その当事者は心身ともにすさみ、近所からの苦情に突き上げられる。そんな人たちの心強い味方となって活躍する人がいる。危機管理のエキスパ−ト、ロン・アルフォードさん。捨てられない症候群に悩む人の心のケアから、実際のごみ捨て作業まで、その一切を引き受けているスペシャリストだ。ロンさんの活躍を通して、物質文明に溺れるアメリカの、もうひとつの現実を描く。

[番組ホームページ] http://www.nhk.or.jp/angle/index.html
BS1
BSディベート
 「是か非か 学校で教える“国を愛する心”」
  − 教育基本法改正をめぐって −
後10・10〜 11・00 (第1部)
後11・10〜深夜0・00 (第2部)
 終戦から60年を迎えた今年、憲法と同様に、改正に向けた議論が活発化している法律がある。憲法施行の年、1947年に制定された教育基本法である。
 教育基本法は、教育の目的、方針や、義務教育など教育の基本的な理念と仕組みを定めた11条からなる法律で、全ての教育法規の根本法となっている。そこには「個人の尊厳」や「真理と平和を希求する人間の育成」などが掲げられ、「人格の完成」や「自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成」を目指すことなどが記されている。しかし、伝統、文化や国、社会を尊重するという内容は盛り込まれていない教育基本法は制定以来、ひとつの文字も変えられることがなかったため、2003年3月、文部科学大臣の諮問機関「中央教育審議会」は、戦後、社会は大きく変化し、教育全般に様々な問題が生じてきたとして、「21世紀を切り拓く心豊かでたくましい日本人」を育成するために今の教育基本法を改正すべきだとする答申を出した。新しい教育基本法には「国を愛する心」や「公共の精神」を基本理念として定めるべきだとしている。答申以来、自民・公明両党で改正案をまとめる作業が続いている。

 「国を愛する心」を教育基本法に盛り込むべきなのか。こうした改正案に対しては、日本の将来を担う日本人を育てるためには「国を愛する心」を盛り込むのは当然だとする意見がある一方で、復古的な国家主義につながるのではないかという批判の声があがっている。
 また、公共の精神を重視しようという動きも起きている。東京都教育委員会は、2007年度から全日制や定時制など200校余りの全ての都立高校で「奉仕活動」を必修科目にする方針を示した。思いやりの心や社会に貢献することの大切さを感じてもらうためには、自主的・自発性にまかせるのでは不十分だとして、すべての都立高校の生徒に義務づけることにした。しかし、「国を愛する心」と同様に、なぜ「奉仕活動」を強制するのかといった批判の意見も出ている。

 教育の憲法とも言われる教育基本法。今、その改正をめぐる議論が政治の舞台で続けられ、教育現場では、改正の方向に沿うような取り組みが始まっている。
 教育基本法に「国を愛する心」を盛り込むことについて、そして「奉仕活動の必修化」について、その是非をスタジオで議論し、子どもたちへの教育、すなわち日本の将来を皆さんと一緒に考えていく。

(注)「国を愛する心」
 中央教育審議会の議論では、「愛国心」という言葉は、偏った国家主義的な印象を与えるおそれがあることから「国を愛する心」という表現を使うことになった。最終答申には「なお、国を愛する心を大切にすることが、国家至上主義的考え方や全体主義的なものになってはならないことは言うまでもない」とも記されている。

[番組ホームページ] http://www.nhk.or.jp/bsdebate/
BS2
列島縦断 俳句スペシャル
 − 第30回 −
前11・00〜後4・30 (前11・54〜後0・10中断)
 五七五の17文字に凝縮された言葉に広がる無限の世界……。市民文芸の中でもとくに愛好者が多い俳句。日本語への関心が高まり、その美しさが見直されている今、幼児からお年寄りまで作句に励む姿がそこかしこで見られる。
 毎年、春と秋にBS2でお送りしている「列島縦断 俳句スペシャル」は、今回で30回を数える。番組は、冒頭に選者が「題」を三つ出し、全国の視聴者の皆さんからFAXで投句を募集するライブのテレビ句会。毎回6000を超える応募句は回を重ねるごとに質、量とも充実をみせている。果たして今回はどんな優秀な句が寄せられ、選者はどの句に魅せられるのか? 講評をはさみながら、番組の最後に特選9句、子ども特選1句が選出される。また、メインとなる東京のスタジオと函館市、宇治市、松山市の3か所の会場を結び、春の風景とともに生中継で句会の模様をお伝えする。

[選者] 金子兜太、稲畑汀子、鷹羽狩行、宇多喜代子 ほか
[地方会場選者] 寺井谷子、坪内稔典、坊城俊樹 ほか
[清記] 野口白汀 (書家)    
[総合司会] 加賀美幸子
BS2
西川きよしのバンザイ家族
後9・00〜9・50
 西川きよしと小川菜摘を司会者に、視聴者を迎えてお送りするトークバラエティー番組。毎回、視聴者代表として出演していただく元気な家族の日々の暮らしぶりや悩み、そして夢、涙と笑いの様々なエピソードから、司会・西川きよしらが軽妙に引き出していく。

今回の出演者は東大阪市にお住まいの酒井武雄さん一家。武雄さんは19歳の時にプロボーラーになり、今では、武雄さんの長女、そして、三女も父のあとを継ぐプロボーラーという“ボーリング一家”である。
 
[出演]
 西川きよし
 (トークコーナー) 小川菜摘、酒井武雄さん一家
 (お芝居コーナー)
   今いくよ・くるよ、コメディNo.1、月亭八方、
   ティーアップ、西川かの子、若井みどり・メグマリコ  
 (歌のプレゼントコーナー) 神野美伽

[収録] 2005年3月23日(水)NHK大阪ホールにて
FM
海外クラシックコンサート
 〜日本におけるドイツ年 北ドイツのオーケストラ〜
後3・00〜6・00
 この4月から始まる「日本におけるドイツ年2005/2006」にちなんでの、 『ベストオブクラシック』〜特集「日本におけるドイツ年」〜(4月25日〜28日)との連動企画。番組では北ドイツにスポットをあて、2つのオーケストラの演奏会をおくる。
 前半は、ハノーバー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団(1950年創設)演奏会。ドイツのブルーノ・ワイル(1949〜)の指揮で、解釈の深さで定評のあるピアニスト、リチャード・グード(1943〜)をソリストに迎えたモーツァルトの:ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503と、ハイドン:交響曲第101番ニ長調Hob.T‐101「時計」が演奏される。
 後半は、ハンブルクを拠点とする北ドイツ放送交響楽団(1945年創設)演奏会。昨年秋、首席指揮者に就任したクリストフ・フォン・ドホナーニ(1929〜)の指揮による、モーツァルト:交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」とベートーベン:交響曲第5番ハ短調 作品67の間に、ドイツを代表するバイオリニスト、フランク・ペーター・ツィンマーマン(1965〜)をソリストに迎えてのベルク:バイオリン協奏曲を置いたドイツらしいプログラムが組まれている。