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「つくる会」教科書 扶桑社側が漏らす

 「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーらが執筆し、扶桑社が申請した社会科教科書の申請図書(白表紙本)が流出したとされる問題で、文部科学省の銭谷真美・初等中等教育局長は6日の衆院文部科学委員会で、扶桑社側が白表紙本を検定合格前に教員らに配布していたことを明らかにした。

 文科省はすでに扶桑社に白表紙本の回収を指示し、3回にわたって管理の徹底を指導したという。

 教科用図書検定規則の実施細則は、検定終了まで白表紙本の内容を外部に漏らさないよう定めており、中山文科相は「教育に携わる人がルール違反をするのは問題だ。当事者の自覚を待ちたい。指導を徹底する」と述べた。

(2005年4月7日  読売新聞  無断転載禁止)