沖縄かりゆし、監督と全27選手退団
Jリーグ入りを目指す九州リーグ沖縄かりゆしの加藤久監督(48)と選手27人が9日、今季限りでの退団を表明した。メーンスポンサーのかりゆし(本社・那覇市)が今年度限りで撤退するのが原因とされる。
加藤監督、FW松原らはこの日、クラブの與那嶺(よなみね)茂社長に口頭で退団の意思を伝えた。約1億円の運営費の半分を負担してきたかりゆしは、今年5月に支援打ち切りを表明していた。今回の事態に與那嶺社長は「来季は(今季予算の)半額は確保でき、新規スポンサーも探している。監督や選手を一から集め、Jリーグを目指すのは4、5年後」と話した。
チームは現在首位と勝ち点3差の2位。優勝すればJFL参入をかける全国地域リーグ決勝大会に出場できるが、推薦者の沖縄県サッカー協会がクラブの体制を問題視すれば出場が取り消される可能性もある。選手たちは13日に沖縄で会見を開く。
[2004/9/10/07:22 紙面から]
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