<天皇賞・秋>
大迫忍オーナーの代理で表彰式に出た長男正善氏は、スタンドで震えが止まらなかった。直線にさしかかって愛馬ゼンノロブロイが突き抜けてきた瞬間だった。勝ったのを見届けるとジッと目をつぶって思わず天を見上げた。「父の夢で、ずっと一番欲しかったタイトルを手に入れることができた」と喜びをかみしめていた。
[2004/11/1/07:48 紙面から]