この作品に出演できて光栄です!
初アフレコ直後の星野貴紀が心境を語る

「学校へ行こう!」(火曜夜8:00〜TBS系)の企画“ヴォイス系声優部”から、10月スタートのTBS系アニメ『ゲットバッカーズ』(土曜夕方5:30〜)の声優としてただ1人合格した、“ノッポ”こと星野貴紀が、アフレコ初日に心境を語ってくれた。
「本格的なアフレコはこれが始めてで、とにかく緊張しました。実は、ボクが演じる冬木士度(ふゆきシド)は、原作ではお話の最初からは出てこないんです。今回、アニメ化するに当たって特別 に1話に登場することになりました」
星野が演じる冬木士度は、通称“ビーストマスター”と言われ、主役の1人・銀次(声:森久保)と過去につながりのある人物。動物と意志を通 わせることができ“百獣擬態”という能力をもっている。「士度は“魔里人(まりゅうど)”という、ある先住民族の子孫らしいんです。彼は不器用なので人と付き合うのはうまくない。見た目もムッとしてるし、話し方もぶっきらぼうでコワモテなヤツです。でも、本当は動物が好きで、心の優しい好青年です。演じている最中は、話すときはぶっきらぼうに、でも、その裏にある士度の優しさが伝わるように心がけています」と、士度を分析する星野だが、とにかく原作とアニメの資料を読み込んだという。「くり返して何回も原作のマンガを読みました。やるからには、自分が士度をちゃんと理解していなくてはいけないな、と。ただ、視聴者の方々が持っている、士度のイメージというのがあると思うんです。それを極力壊さないように、自分で考えた士度像をうまく乗せていければいいですね」 意気込む星野に、『ゲットバッカーズ』出演のきっかけとなった『学校−』について思い出を聞いてみた。
「番組には、とても感謝しています。ボクの道をひとつ開いていただいたんですから。オーディションがシルエットだったの覚えていらっしゃいますか? 受ける側としては目の前が白いカーテンだけで、何も見えないからすごく違和感と威圧感がありました。どうしていいか分からなくなりましたね。でも、『パパパパ〜ン♪』と『デビルマン』の歌を振り付きで歌っておいてよかったです(笑)。おかげで、今ここにいられるので。あと、雨上がり決死隊の宮迫博之さんが出演されたときはビックリしましたね。あのときも緊張して何も話せなかったんです」
番組では驚いてばかりだったというが、士度を演じてみて、挑戦したいことが増えたと語る。「士度は、地声に近いところで演じていますが、自分の声の持ち味はやっぱり低いということだと思います。だから、今後、渋さを出していけるようになったら、悪役をやってみたいです。悪の親玉 、いいですね。とことんダークだけど、見てる人から愛される悪役。どうでしょう?できると思いますか。あ、ちなみに『ゲットバッカーズ』では、ボク、主役の周りの人の声も色々やってます。1話では、“警官F”(笑)。探してみてください。分かればあなたも“ノッポ通 ”です(笑)」
そして、視聴者に向けてメッセージを。「見るたび、見るたび、引き込まれていくアニメです。お話もしっかりしていますし、人間の深いところも描いています。もちろん、笑いの部分もたくさんあります。ボクも一生懸命演じていますので、ぜひ見てください!」 星野貴紀は『学校へ行こう!』から大きな一歩を踏み出した。

突然の取材だったにも関わらず、190cmの長身を折りたたむようにして、一言ずつ真面目に答えてくださった星野さん。声はもちろん、姿も性格もハンサムな好青年です。この作品が星野さんの躍進の第一歩となることを願ってやみません。みなさんもぜひ、応援メッセージを!

80年5月8日、栃木県生まれ。オペラ『マクベス』、ミュージカル『リボンの騎士』などを経て、『学校へ行こう!』“ヴォイス系声優部”のコーナー(02年4月〜5月TBS系)にノッポの愛称で出演。同番組で、アニメ『ゲットバッカーズ』への出演を決める。今後、アニメ『まほろまてぃっく〜もっと美しいもの〜』(02年9月26日〜BS-i)に、また舞台『アメリカ』(03年3月〜劇団MODE)に出演が予定されている。
三宅健により、声優志望の学生を集めた声優部が発足。第1期生のオーディションが行われた。ただし、メンバーは声のみで選ばれる。そのため、審査員の三宅と岡田准一に見えるのは受験生のシルエットのみ。初回から登場した星野は、シルエットも「この人大きい!」と2人に言わせるインパクト。「パパパパ〜ン♪」とデビルマンのオープニングを振り付きで歌い「おお〜」とうならせる。(4月23日放送)
星野を始めとする、声優部の第1期生、4名が決定した。4名はおそろいの制服と、“ヴォイス系”だけに顔を隠したマスクを着けて登場する。メンバーの勉強のためと、長野博と三宅はアニメ映画で声優を務めた、雨上がり決死隊の宮迫博之をゲストに招く。宮迫と共にアニメ『RAVE』(毎週土後5:30〜TBS系)の映像を用いてアフレコ練習。披露された星野の低音に長野は「いいねえ」と。(5月7日放送)
『ゲットバッカーズ』の出演を目指し4名のメンバーがオーディションに挑んだ。審査員にはTBSのプロデューサーら大物がずらり。各自、自分の得意な声、役などを披露。審査員からは「大声で叫んでみて」「笑ってみて」などの注文が飛び、4名は必死に応えていく。また、オーディションを終えた4名の素顔が初めて公開された。そして、星野の合格が発表となったのもこの日。(5月21日放送)
そして、アフレコ当日へ!

↑星野は刀根Dとの再会に
「お久しぶりです!」と笑顔を


“ヴォイス系声優部”
担当ディレクター・刀根さんから一言

この日が来てホントに嬉しいです。ボクもこのマンガを読んでいたので、星野くんに大きな役をもらえて、うれしいですけど、なぜかボクがビビっちゃってます(笑)。星野くんは、熱くて本当に好青年ですよ。だから、嬉しさもひとしおです。ただ、すごく真面 目すぎるところがあるので、時々、肩の力を抜いて頑張ってほしいと思います。大物になってもボクのこと忘れないでね!

※アフレコのもようは9/24[火]の『学校へ行こう!5周年だよ!世界はそうだよアホだよスペシャル』(夜6:55〜9:09TBS系)で放送されます

[放送]
2002年10月5日(土)スタート
毎週土曜日・午後5時30分〜6時(30分)
[制作]
TBS・チーム奪還屋
[原作]
青樹佑夜(原作)、綾峰欄人(マンガ) 「週刊少年マガジン」(講談社)連載中
[第1話あらすじ]
依頼人が望むものなら、何でも取り返してくれる2人組の奪還屋“ゲットバッカーズ”の活躍を描く。「獲られたら獲り還せ!」を信条に奪還屋として活動する、美堂蛮と天野銀次。2人の元に、夏美という女子高生が依頼に訪れた。彼女は、不審な警官に奪われた、猫のマスコット人形を取り返してほしいという。拍子抜けする蛮と銀次だが、問題の警官の行動にただならぬ ものを感じ、探り始める。
美堂蛮 神奈延年
天野銀次 森久保祥太郎
HEVN 夏樹リオ
工藤卑弥呼 桑谷夏子
赤屍蔵人 飛田展男
風鳥院花月 保志総一朗
筧十兵衛 子安武人
冬木士度 星野貴紀
MAKUBEX 斎賀みつき
笑師春樹 真殿光昭
王波児 松本保典
水城夏美 乙葉
ほか





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