●がんで闘病生活　高橋悦史さん死去
　映画やテレビドラマなどで、骨太の男性的な役柄で活躍した俳優の高橋悦史(たかはし・えつし、本名同じ)さんが十九日午後六時二分、すい臓がんのため宇都宮市の栃木県立がんセンターで死去した。六十歳。大阪府出身。自宅は宇都宮市不動前四ノ二ノ三九−八〇五。通夜は二十一日午後六時から、宇都宮市今泉町三〇〇一、サルナート浄邦宇都宮式場で。葬儀・告別式は二十九日午後二時から、東京都新宿区南元町一九ノ二、千日谷会堂で。喪主は妻、光代(みつよ)さん。
　立教大卒業後、ＮＨＫ俳優養成所を経て昭和三十九年に文学座研究所入り。四十二年、岡本喜八監督の「日本のいちばん長い日」に青年将校役で起用された。
　その後も岡本監督の「斬る」「肉弾」をはじめ、吉田喜重監督の「エロス＋虐殺」、斎藤耕一監督の「旅の重さ」、山本薩夫監督の「戦争と人間」シリーズなどに出演し、リアルな芸風の性格俳優として定評を得た。最近ではフジテレビ系「鬼平犯科帳」の与力役でレギュラーを務めた。
　一昨年春ごろから入退院を繰り返し、すい臓がんであることを公表。点滴を受けながら映画「鬼平犯科帳」(昨年十一月十八日公開)にも出演し、復帰を支えに闘病生活を送っていた。

●団　勝磨氏
　団　勝磨氏(だん・かつま＝元東京都立大学総長、生物学)18日午後５時20分、老衰のため大阪府豊中市東泉丘４の１の１の３０１の自宅で死去、91歳。東京都出身。葬儀・告別式の日程は未定。喪主は長女、高宮みか(たかみや・みか)さん。
　ウニ卵の分裂機構の研究で戦後の日本の発生学をリードした。昭和40年から８年間、東京都立大学総長。日本学士院会員。昭和62年文化功労者。
　昭和７年の血盟団事件で殺害された実業家・団琢磨氏の二男で、作曲家の団伊玖磨氏はおいに当たる。

●玉川　ゆたか氏
　玉川　ゆたか氏(たまがわ・ゆたか＝玉川カルテットリーダー、ボーイズバラエティ協会理事長、本名・茶間豊＝ちゃま・ゆたか)19日午前６時26分、肝臓がんのため東京都文京区の日本医大病院で死去、57歳。横浜市出身。自宅は東京都荒川区町屋１の17の５。通夜は21日午後６時から、葬儀・告別式は22日午前11時から荒川区町屋１の23の４、町屋斎場で。喪主は妻、亜沙美(あさみ)さん。

●粟山　秀さん
　粟山　秀さん(もみやま・ひで＝元自民党衆院議員)18日午後10時５分、心不全のため福島県郡山市の南東北病院で死去、88歳。福島県出身。自宅は東京都世田谷区赤堤４の23の１。通夜は24日午後５時から、葬儀・告別式は25日午後２時から福島県郡山市菜根１の11の14、さがみ典礼法事センターで。喪主は弟で元衆院議員、明(あきら)氏。葬儀委員長は自民党衆院議員、根本匠(ねもと・たくみ)氏。

　昭和38年11月の総選挙で初当選以来、４回連続当選。厚生、科学技術の両政務次官を歴任した。

●大塚　英二氏
　大塚　英二氏(おおつか・えいじ＝元三井東圧化学副社長)19日午前零時57分、心不全のため横浜市栄区の横浜栄共済病院で死去、76歳。福岡県出身。自宅は横浜市戸塚区深谷町２４１の48。葬儀・告別式は20日午後零時半から神奈川県藤沢市辻堂神台１の２の11、和田湘南斎場で。喪主は長男、英昭(ひであき)氏。

●山崎　善雄氏
　山崎　善雄氏(やまざき・よしお＝元古河電気工業副社長)17日午後11時40分、心不全のため千葉県市川市の新行徳病院で死去、94歳。富山県出身。自宅は千葉県市川市東菅野２の９の６。通夜は21日午後６時から、告別式は22日午前11時から東京都江東区亀戸５の31の８、法徳寺で。喪主は二男、昭雄(あきお)氏。

●和歌森　玉枝さん
　和歌森　玉枝さん(わかもり・たまえ＝歴史学者・故和歌森太郎氏の妻)19日午前０時、がん性腹膜炎のため東京都新宿区の東京厚生年金病院で死去、71歳。東京都出身。自宅は東京都文京区千石３の29の14。通夜は21日午後６時から、葬儀・告別式は22日午前11時から、東京都荒川区町屋１の23の４、町屋斎場で。喪主は長男、民男(たみお)氏。

●今日の葬儀

故稲村博氏(一橋大教授、精神医学)　午後１時半から東京都千代田区富士見１の２の32、日本ルーテル教団東京ルーテルセンター教会

故駒井又二氏(前豊田工業大学長、元ＮＨＫ特別主幹)　正午から東京都世田谷区宮坂２の24の５、成勝寺

故伊藤哲治氏(集美堂会長)の社葬　午後１時から東京都台東区上野公園14の５、寛永寺輪王殿

故細川佐和さん(政治評論家・細川隆一郎氏、新京成電鉄会長・細川春雄氏の母)　午前11時から東京都中野区中央２の33の３、宝仙寺