久米Nステ復帰も降板問題再燃?
視聴率は期待外れに…


久米宏  「戻ってきちゃって、どうもすいません」。昨年10月6日の放送を最後にテレビ朝日系「ニュースステーション」のキャスターを休養していた久米宏氏(55)=写真=が4日、90日ぶりに番組に復帰した。だが、5日発表された視聴率は12.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、期待されたほどではなかった。久米氏の再契約も来年3月までとみられるだけに、いずれ降板問題が再燃する日も…。

 すったもんだの“降板劇”の主役だった久米氏はこの日、照れ隠しか、鼻の下にヒゲをたくわえて登場。注目の第一声も「あけましておめでとうございます。私、久米宏と申します。戻ってきちゃってどうもすいません」と、ちゃかすような口ぶりだった。

 その後も、「3カ月休んじゃうと生放送が怖くて、おとといはうちで部屋にこもってワナワナしてました」「そんなところをカミさんに見られたら、絶対に言いふらすから怖かった」など、ジョークも飛びだすなど、ブランクを感じさせない絶好調ぶり。ただ、番組冒頭で、休養の経緯について、「おいおい(話す)」と言いながら、結局触れずじまいだった。

 久米氏は昨年10月6日の放送を最後に“降板”の意向を表明。同局側は「1月3日までの期間限定の休養」と再三説明し、降板説を否定し、双方に深い溝があることが浮き彫りになっていた。結局、同局側の強い要請もあって昨年末に再契約が成立。晴れてこの日、待望の復帰に。

 だが、久米氏の休養中、一時はひとケタに落ち込んだ視聴率は、“守護神”の登板でもイマイチ。約3カ月の休養で長年の“勤続疲労”がとれたとも思えず、降板問題は今後も尾を引きそうな気配だ。