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グランプリホース、マツリダゴッホがレックスSで種牡馬入り

2010年01月07日 14時50分

2007年の有馬記念優勝馬マツリダゴッホ(牡7歳、父サンデーサイレンス)が1月5日、今春から種牡馬として繋養される新ひだか町のレックススタッドに到着した。
同馬は大種牡馬サンデーサイレンスのラストクロップ。現在のところ父が送り出した最後のG1ウイナーとなる。05年8月の札幌でデビューすると7馬身差の圧勝。06年12月に4勝目を挙げると、続く07年1月のG2アメリカJCCで重賞初制覇を果たした。同年秋のG2オールカマーにも優勝。暮れのG1有馬記念ではダイワスカーレット以下を完封し、初のG1制覇を飾った。翌年はG2日経賞のほか、G2オールカマー連覇を達成。さらに昨年のG2オールカマーも制し、史上8頭目のJRA同一重賞3連覇を成し遂げた。通算成績は27戦10勝(うち海外1戦)。中山競馬場で無類の強さを発揮し、重賞6勝を含め全10勝のうち8勝を挙げるほどの中山巧者だった。
グランプリホースのスタッド入りには種馬場関係者や報道陣が出迎え。午前11時半頃に到着すると、足元に残る雪を確かめるように踏みしめ、用意された馬房へ入っていった。無事の到着を見届けたスタッフらはひと安心。一様に笑顔を見せていた。
すでに大型シンジケートを結成。偉大な父が残した晩年のG1ウイナーだけに、周囲の期待は高まっている。同スタッドでは「サンデーサイレンス産駒らしい前向きな気性をしていますね。体高のある馬なので、幅が出てくれば種牡馬らしい貫禄がついてくると思います。2月の展示会には素晴らしい馬体を披露したいですね。日本を代表する種牡馬になってほしい」とニューフェイスに全幅の信頼を寄せている。

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