旋盤メーカーへのTOB成立へ ニデック、工作事業を拡大

 モーター大手ニデック(旧日本電産)は27日、岡山市の旋盤メーカー「TAKISAWA」への株式公開買い付け(TOB)が成立する見通しだと発表した。株主から議決権ベースで約82%の応募があった。今後、残りの株式を買い取って完全子会社化し、旋盤といった工作機械の事業を拡大する方針だ。

 9月14日から買い付けを始め、10月27日までの応募を集計し、成立条件を上回った。買い付け期間は当初27日までの予定だったが、さらに応募を促すため11月13日まで延長する。子会社化の手続きが簡素化できる90%を目指す。

 ニデックは2021年に参入した工作機械事業を新たな成長領域に位置付けている。

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