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ブラウンズQBワトソンが肩の手術でシーズン終了へ

2023年11月16日(木) 00:06

クリーブランド・ブラウンズのデショーン・ワトソン【AP Photo/Michael Conroy】

クリーブランド・ブラウンズのクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンが骨折した右肩を治療するための手術を受け、シーズン終了となる見込みだ。チームが現地15日(水)に発表した。

チームが発行した声明には「33対31でボルティモア・レイブンズに勝利した試合の前半に、異なるプレーで負った2つのケガについて、デショーン・ワトソンが月曜日に磁気共鳴画像(MRI)検査を受けた」とある。

「左足首の画像からは、ハイアンクルスプレインが確認された。また、デショーンは試合後に、前半にヒットを受けてから右肩に新たな違和感があったことをわれわれの医療スタッフに知らせていた。彼の右肩のMRIでは関節窩(かんせつか)に転位骨折が認められた。彼はハイレベルのパフォーマンスを見せ、試合を終えていたものの、ブラウンズの筆頭医師であるジェームス・ブース医学博士および業界トップの肩の専門家であるニール・エラトラシェ医学博士との協議の結果、構造的な部分でさらなる損傷を受けることを回避するために、直ちに手術する必要があると判断された。デショーンはシーズン終了の故障者リザーブとされ、2024年のシーズンスタートに向けた完全回復が予想されている」

ワトソンはケガを抱えたままでプレーを続けることを望み、複数の医療上の選択肢を求めていた。しかし、医師らは同じ場所にまたヒットを受けた場合、投球側の肩が壊滅的なダメージを受ける可能性があることを明示したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話を元に伝えた。

ワトソンがシーズン絶望となったことから、ブラウンズはこのチームで2試合に先発したP.J.ウォーカーに手綱を託すことになる。ベテランQBのウォーカーは今季の先発2試合で1勝1敗をマーク(他にドリアン・トンプソン-ロビンソンが1試合に先発)しており、ワトソンのリリーフとしてインディアナポリス・コルツ戦でチームを勝利に導いた。

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