湯崎知事は、広島市内にある県立広島病院とJR広島病院、中電病院を統合して建設する、新病院の基本計画を発表しました。

湯崎英彦知事
「全国トップレベルの医療を全ての県民に提供し続ける病院をつくる。広島にあることを誇りに思えるようなシンボリックな病院をつくりたい」

発表によりますと、新病院の建設予定地は、広島市東区の二葉の里3丁目です。 建物は地上16階・地下1階建て。病床数は1000床で、41の診療科で構成されます。

運営形態は2025年4月に設立する「地方独立行政法人」とし、現時点での整備費はおよそ1300億円から1400億円と見積もっています。

このうち、新病院の土地購入におよそ180億円。建設工事などにおよそ850億円から940億円を見込んでいます。職員の規模はおよそ2300人から2400人と想定しています。

一方、南区にある現在の県立広島病院は建物を解体予定で、地域の人たちが医療や介護、福祉サービスを受けられる体制を整えにぎわいなどの機能の整備を検討するとしています。

発表では新病院のメリットとして、全国トップレベルの医療が受けられることや医療の人材不足解消などが強調されました。

湯崎英彦知事
「全ての県民が質の高い医療、介護サービスを受けることができ、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができる広島県を実現していきたい」

新病院の今後のスケジュールとしては、2026年度に着工し、2030年度の開院を目指すとしています。