13日、京都競馬場で行われた
シンザン記念(3歳、GIII・芝1600m)は、
岩田康誠騎手騎乗の1番人気
ドリームシグナル(牡3、栗東・
西園正都厩舎)が、後方追走から直線外を鋭く伸び、5番人気
ドリームガードナーに2.1/2馬身差をつけ差し切った。勝ちタイムは1分35秒4(良)。さらにハナ差の3着に4番人気
マヤノベンケイが入った。
勝った
ドリームシグナルは、
父アグネスデジタル、母が
JRA1勝の
ダイイチアピール(
その父サンデーサイレンス)。半兄に
JRA現3勝の
ホクトスルタン(牡4、栗東・
庄野靖志厩舎、
父メジロマックイーン)がいる血統。
昨年7月にデビューし、3戦目で初勝利。続く
京王杯2歳S(GII)で2着に入った後、前走の朝日杯フューチュリティS(GI)では4着と、重賞で好走を続けていた。通算成績6戦2勝(重賞1勝)。
鞍上の
岩田康誠騎手は、
アドマイヤオーラで勝った昨年に続くこのレース連覇。
JRA重賞は先週の
京都金杯(GIII、
エイシンデピュティ)に続く2週連続勝利で、通算13勝目。管理する
西園正都調教師は、06年
京王杯2歳S(GII、
マイネルレーニア)以来の
JRA重賞制覇で、通算6勝目となった。
なお、現3歳が初年度の新種牡馬
アグネスデジタル(牡11、
父Crafty Prospector)は、この勝利が中央、地方通じて産駒の重賞初制覇。これまでに
ドリームシグナルのほか、
エイムアットビップ(牝3、栗東・
矢作芳人厩舎)が
ファンタジーS(GIII)2着、
阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)3着と、重賞では惜しいレースが続いていた。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。