俳優の市原隼人と内田理央が、フジテレビ系ドラマ『風間公親-教場0-』(4月10日スタート、毎週月曜21:00~)の第1話にゲスト出演。内田は、主演の木村拓哉と初共演となる。

  • 市原隼人(左)と内田理央=フジテレビ提供

市原が演じるのは、機械部品製造工場の社長・益野紳祐。妻を交通事故で亡くしている益野は、小学生の娘と2人で暮らしていた。小さな工場を経営する社長として、仕事熱心な益野には心配事が。それは、母親の死後、娘が言葉を話せなくなり、喉の調子が悪く、度々苦しそうにすること。その原因がわからない益野は、母親が亡くなってしまった精神的なダメージからくるものだと思い、朝起きるとまずは娘の体調を気にするところから1日が始まる。益野の妻が亡くなったのは、妻と娘が横断歩道を渡っているところに、一時停止を無視して猛スピードで走ってきた車にひき逃げされたのが原因だった。ひき逃げ事件の犯人が捕まっていない中、自分の人生を台無しにした犯人のことを益野は恨んでいた。そんな益野にはひき逃げの犯人に心当たりがあり…。

内田が演じるのは謎の女性・日中弓。弓はある夜、ホストクラブのオーナーの芦沢健太郎(久保田悠来)とタクシーに乗り込む。酒で酔っている芦沢の指示の元、タクシーは目的地へと向かうが、移動中に芦沢は弓に「俺の旅の記録だ」とタブレットの画面を見せる。その画面をみた弓は血相を変える。そんな中、タクシーが急停止。「急に飛び出しきた猫をひいてしまったかもしれない」とタクシー運転手が慌てて車から降りて出ていく。タクシー運転手が車内に戻ってくると、弓は寝てしまっている芹沢を指定した場所まで送り届けるよう指示して、車から降りていく。指示された場所で芦沢を下ろそうとしたとき、タクシー運転手は芦沢が胸にナイフが刺さって死んでいることに気付く。ナイフは芦沢の指紋がついており、芦沢がポケットに忍ばせていたものだった。一緒に乗っていた弓はサングラスにマスクをしており、身元がわかる手がかりを残していない。タクシー運転手は、芦沢が「旅の記録だ」といって女性にタブレットの画像を見せていたと証言していて…。

コメントは、以下の通り。

■市原隼人
「今作品の中であふれ出る感情を抑えきれずに涙が止まらなく、NGを出してしまうことがありました。愛してやまない娘がそばにいるのに、孤独を感じてしまう過去を背負った男の拭いきれない悔しさを感じながら現場に立つことは、言葉に表せないほどに苦しかったです。そんな男が正義への概念を崩された先にたどり着く所は何なのか?そして、秩序と向き合う風間がなぜ教官になったのか?ひもとかれていく展開をお楽しみ下さい」

■内田理央
「『教場』シリーズを見ていたので、どんなストーリーなのか、一視聴者としてとても楽しみでしたし、そこに携われることをとても光栄に思います。生徒としてではなく、事件に関わる者として風間さんにお会いできるのを本当に楽しみにしていました。撮影現場は、やはり張り詰めるような緊張感がありましたが、木村さんを筆頭に携わっている全ての方がひとつひとつのせりふやシーンを大切に、魂を込めている『教場』の現場を感じることができて、俳優として素晴らしい経験をさせて頂きました。私は第1話のストーリーが始まってすぐに出てくるミステリアスな女性の役として出演させていただきます。多くは語れないので、是非見ていただけるとうれしいです」

■プロデュース・渡辺恒也氏(フジテレビ編成部)
「“ここは教場ではない”。その言葉に表されるように、今作はシリーズで初めて警察学校という閉鎖的空間を出て一般社会の中で起こる殺人事件を捜査する刑事の物語が描かれます。これまでの風間教官が向き合ってきた生徒たちとはまた異なる、さまざまな事情を持った登場人物たちと毎話どのように関わっていくのか、連続ドラマならではの面白さを存分に味わっていただきたいと思います!第1話のゲスト、市原隼人さん演じる益野は、悲壮感とにじみ出るような怒りを身にまとった人物です。役を深く自分の中に落とし込んでから表現していくような市原さんにしか演じられない益野になっています。内田理央さん演じる謎の女・日中弓は、“風間VS新人刑事VS殺人犯”という三角関係において、今作を象徴する役割を持った人物です。彼女という存在そのものが、事件解決の重大なヒントになっているので、ひとときも目を離さず見届けていただきたいと思います!」

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