劇団NLT、獅子文六の短編小説を舞台化した「喜劇 二階の女」演出は鵜山仁

劇団NLT「喜劇 二階の女」が、12月13日から17日まで東京・博品館劇場で上演される。

「喜劇 二階の女」は、文学座の創立者の1人で、劇団NLTを命名し同劇団の顧問を務めた獅子文六の短編小説を、飯沢匡が脚本を手がけ舞台化したもの。劇中では、東京・千駄ヶ谷の借間を舞台に、1938年から太平洋戦争開戦の1941年までの日本が描かれる。その家に住む史学研究中の山崎の元を訪れた貴族院議員の星川侯爵は、山崎に藩史の編纂を依頼する。その依頼を山崎の周りの人々は喜び、叔母のハルは、強引に山崎の見合い話を進めてしまう。山崎は、仕事も結婚も淡々と引き受けるが……。今回の上演では、演出を鵜山仁が担当する。