こんなチャラいところは初めて！[Alexandros]六本木フリーライブに3000人

[Alexandros]が本日11月10日に東京・六本木ヒルズアリーナにて、フリーライブ「[Alexandros]『EXIST!』Launch Party at Roppongi Hills」を開催した。

このライブは昨日11月9日に[Alexandros]がニューアルバム「EXIST!」をリリースしたことを記念して実施されたもの。会場には3000人を超えるファンが集結した。

開演時刻になると、黒塗りの車に乗ってメンバーが次々と会場へ到着。彼らはレッドカーペットならぬ、“ドロスグリーン”カーペットを歩いてステージへと向かい、全員がそろったところでお決まりのオープニングナンバー「Burger Queen」を演奏してライブの幕開けを告げた。バンドはさっそく「EXIST!」収録の「Girl A」を投下。川上洋平（Vo, G）と白井眞輝（G）のレスポールが骨太なサウンドを鳴らし、磯部寛之（B, Cho）がヘビーなベースラインを、庄村聡泰（Dr）が力強いビートを奏で、オーディエンスを熱狂させた。

川上は「気持ちいいね。六本木。路上ライブはたくさんしてきたけど、こんなチャラいところでやったのは初めてです」と話して、会場を笑いに包み込む。そんな和やかなムードの中バンドはサポートメンバーのROSE（Key / THE LED SNAIL）が弾く流麗なピアノの旋律と川上のハイトーンボーカルが印象的な「ムーンソング」を初披露。続いて川上の英語の煽りから4人はアパレルブランド「GLOBAL WORK」のテレビCMソングとしておなじみの「Feel like」を軽やかに届けた。

川上はオリコンデイリー CDアルバムランキングで「EXIST!」が1位を獲得したことを報告し、「ま、わかってましたけどね」と得意顔。磯部は「あー、よかった」と安堵の表情を浮かべる。川上は次の曲でライブが終わることを告げたあと「本当は『Kaiju』とかやりたかったんですけどね……」と言い、予定になかった「Kaiju」をサプライズ披露。「Kaiju」仕様の機材やチューニングじゃないことを明かし、「逆にレアです。もうたぶんやらないと思う」と笑った。フリーライブの最後を飾ったのは、アルバムのラストと同じ「NEW WALL」。スケール感のあるサウンドが六本木ヒルズアリーナに響きわたり、ライブは幕引きとなった。

[Alexandros]は11月16日より、香港、韓国、台湾での公演を含むワンマンツアー「[Alexandros] Tour 2016～2017 ～We Come In Peace～」を開催。本ツアーは4月22、23日に行われる千葉・幕張メッセ国際展示場9～11ホール公演まで、約半年かけて実施される。