新入生を前に祝辞を述べる石塚 校長

入学式に臨む星の杜中高1期生

新たな伝統へ始動
星の杜中で高開校、入学式

共学化、校名変更…

社会

来年度、開学70周年を迎える宇都宮海星女子学院が共学化し、新たに校名変更した星の杜中学校・高等学校の開校セレモニーと入学式が4月7日、宇都宮市上籠谷町の同校で行われた。真新しい標準服に身を包んだ中学校29人(男子8人、女子21人)と高等学校100人(男子27人、女子73人)の1期生が新たなスタートを切った。
 開校セレモニーは中学校・高校をまとめる石塚千恵校長が開校宣言。SPEEDや渡辺美里らを世に送り出した音楽プロデューサー伊秩弘将さんが作詞作曲した新校歌「海の星たち」をピアノで弾き語り、同校卒業生の歌手八反安未果さんも熱唱し、「この学校に選ばれたことを誇りに、毎日を大切に過ごして」とエールを送った。
 入学式では石塚校長が「自由と責任の下、それぞれの個性と能力を見極めてほしい」などと式辞、大塚雅一理事長が祝辞を述べた。
 中学生代表千野根真優さんは「新たな価値を創造し、社会に貢献するチェンジメーカーを目指したい」、高校生代表松永ゆりさんは「校則のない自由という校風の中で責任を持って行動したい」と新たな学生生活に向け力強く誓いの言葉を披露した。
 北関東唯一のカトリックミッションスクールとして1954年に創立。卒業生は中等部で1926人、高等部で8837人に上る。
 昨年、国内外で保育園運営を受託するキッズコーポレーション(宇都宮市)の大塚社長が理事長に就任。「生徒の生徒による生徒のための学校」をスローガンに、制服の自由化、定期(中間・期末)テストの廃止、校則見直しなど、生徒が主体性を育み、既成概念にとらわれない学校運営を推進している。

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