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「距離を取って」苦心の街頭演説 都知事選候補者を最後まで悩ませた新型コロナ

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マスクを着けて候補者の訴えを聴く有権者ら=東京都墨田区で2020年7月4日午後1時12分、大西岳彦撮影(画像の一部を加工しています)
マスクを着けて候補者の訴えを聴く有権者ら=東京都墨田区で2020年7月4日午後1時12分、大西岳彦撮影(画像の一部を加工しています)

 東京都知事選は4日、選挙戦の最終日を迎えた。都内で新型コロナウイルスの感染者が緊急事態宣言解除後で最多となる131人となったことを受け、主要5候補は大規模な演説会を取りやめたり、独自のコロナ対策を訴えたりするなど、ウイルスとの共存を強いられる文字通りの「ウィズコロナ」の選挙となった。

 「れいわ新選組」代表の山本太郎氏(45)は「コロナの損失を補塡(ほてん)し、生活を底上げする」と主張、全都民への10万円給付などを公約する。SNSで聴衆を街頭に集めるスタイルのため「ソーシャルディスタンス街宣」と題しマスク着用などを事前周知。最終演説は広いスペースのある新宿駅南口を選んだ。ただ、聴衆がステージ付近に集まり山本氏が「距離を取ってください。このままだと中止になってしまいます」と呼びかけ、10分ほど演説を始められない場面もあった。

 小池百合子氏(67)はコロナ予防を求める現職知事の立場から「密を自らが作り出すのは不適当」としてオンライン選挙を徹底。街頭演説や集会は行わず、代わりに全区市町村ごとに、地域の実情に応じた政策を説明する動画などを配信。コロナ対策に取り組む学校や病院なども次々と公務として視察した。最終日は永田町で西村康稔・経済再生担当相らと感染者が急増する「夜の街」の対策を協議。会談後、報道陣の取材に「コロナと闘う…

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