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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から2年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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ウクライナ侵攻「暗黒の日だ」 米欧、大規模な追加制裁を検討

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破壊されたウクライナ軍のレーダー設備=ウクライナ東部マリウポリ郊外で2022年2月24日、AP
破壊されたウクライナ軍のレーダー設備=ウクライナ東部マリウポリ郊外で2022年2月24日、AP

 ロシア軍は24日、ウクライナに侵攻し、首都キエフを含む複数の都市でインフラや軍事施設などをミサイルで攻撃した。プーチン露大統領が「特別な軍事作戦」を許可した。ウクライナ政府によると、40人以上のウクライナ兵が死亡し、民間人にも犠牲が出ている。ロイター通信などが報じた。ウクライナ政府は全土に戒厳令を出し、「侵略戦争」を止めるよう国際社会に支援を呼びかけた。タス通信によると、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアとの外交関係を断絶すると表明した。

 欧米諸国からは「ウクライナにとって恐怖の日、欧州にとって暗黒の日だ」(ショルツ独首相)など、ロシアによる軍事行動を国際法違反だと強く非難する言葉が相次いだ。一層の侵攻を抑止するための大規模な追加制裁を検討する。

 ウクライナ当局の報告によれば、北部のベラルーシとの国境と、ロシアが2014年に一方的に編入した南部クリミア半島との境界で攻撃を受け、戦車を含む地上部隊が侵攻した。ベラルーシにいるロシア軍からも攻撃があった。

 ロイターによると、キエフや北東部ハリコフなど複数の都市がミサイル攻撃を受け、南部オデッサや東部マリウポリでは死者が出た。西部の都市でも攻撃によるものとみられる爆発音が聞かれたとの報告があった。キエフ近郊では露軍による上空からの激しい攻撃が続いている模様だ。一方、ウクライナ軍はハリコフ近郊の路上でロシア軍の戦車4両を破壊したほか、東部でロシア兵約50人を…

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