2021自民党総裁選

決選、河野氏に誤算 議員票確保2割台 党員票も「伸び悩み」

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 毎日新聞が行った自民党総裁選(29日投開票)の党員・党友票情勢分析では、下馬評通り河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=がトップとなりそうな勢いだ。続いて岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=と高市早苗前総務相(60)=無派閥=がつばぜり合いを展開し、野田聖子幹事長代行(61)=無派閥=が追う。ただ、国会議員票も含めた各陣営の「勝利の方程式」には乱れも生じ、それぞれが立て直しを迫られている。

 毎日新聞の分析で、党員票でトップの4割強を獲得するとみられる河野氏。地方の最大の期待は、とかく国民への説明・PR不足を指摘された菅義偉首相からの変革だ。「何かしてくれるという期待が持てる」(富山県連幹部)、「歯切れが良くて分かりやすい」(沖縄県連関係者)など、河野氏を好感する声が相次ぎ、岩手県連幹部は「菅さんの発信力が弱かった反動だ」と話した。

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