米との新枠組み「AUKUS」 英豪、蜜月一転した中国に対抗
毎日新聞
2021/9/16 20:12(最終更新 9/16 20:36)
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英国とオーストラリアがインド太平洋地域における米国との新たな枠組み「AUKUS(オーカス)」に加わった背景には、この地域への影響力を強める中国に対抗する狙いがある。英豪は近年、中国と急速に関係が悪化していることもあり、米国と連携してインド太平洋地域に関与する姿勢を明確に打ち出した。米英は豪州の原子力潜水艦配備計画に技術支援をすると表明しており、中国は強く反発している。
英国は保守党のキャメロン政権(2010~16年)時、中国と「黄金時代」と評される蜜月関係にあった。だが中国が英国の旧植民地・香港への統制を強めるにつれて関係は悪化。20年6月の中国による香港への「国家安全維持法」施行で対立が決定的になった。
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