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ボクシング並木「五輪出てよかった」と思った言葉 「騒動」への思い

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東京オリンピックのボクシング女子フライ級で銅メダルを獲得した並木月海選手。「自分のように身長が低くても、努力して『自分のボクシング』を作り上げれば勝てる」と競技の面白さを語る=両国国技館で2021年8月7日、徳野仁子撮影
東京オリンピックのボクシング女子フライ級で銅メダルを獲得した並木月海選手。「自分のように身長が低くても、努力して『自分のボクシング』を作り上げれば勝てる」と競技の面白さを語る=両国国技館で2021年8月7日、徳野仁子撮影

 東京オリンピックの日本のメダル数は、混合種目を除いて女子30個、男子25個だった。女子が上回ったのは、夏季では2000年のシドニー五輪以来2回目だ。冬季では女子が2個以下の時代が長く続いたものの、18年の平昌五輪は男子を超える8個だった。女子選手の躍動が、近年の傾向として定着しつつある。ジェンダーを巡る意識の変化はどうだろうか。

 12年ロンドン五輪で新競技に採用された女子ボクシング。東京五輪では2人の選手が日本勢として初出場し、金メダルと銅メダルを獲得した。だが、この快挙に水を差す事態が起きた。

 「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」

 著名な野球評論家がテレビ番組でこう発言したのだ。日本ボクシング連盟が「女性や競技を蔑視し、多様性を否定する発言だ」と抗議し、テレビ局は謝罪に追い込まれた。

 この騒動を、銅メダリストの並木月海(つきみ)選手(22)=自衛隊=は…

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