JR山田線

最終列車見送る駅長 きょうから5駅で無人化

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無人化で営業を取りやめ、最後の駅長となった尾崎浩徳さん。駅構内を見つめる姿はりりしかった=JR茂市駅で2018年4月21日、鬼山親芳撮影
無人化で営業を取りやめ、最後の駅長となった尾崎浩徳さん。駅構内を見つめる姿はりりしかった=JR茂市駅で2018年4月21日、鬼山親芳撮影

 JR山田線宮古-盛岡間の5駅が21日を最後に、乗車券販売などの営業を取りやめた。22日以降、無人化される。このうち茂市駅の尾崎浩徳駅長(57)ら駅員4人も配置転換される。妻を病気で失い、岩手県釜石市内の自宅も東日本大震災で流された尾崎駅長は無人化を仏壇の妻に告げて駅に向かい、最終列車を万感の思いで見送った。

 営業を取りやめ、無人化されるのは茂市をはじめ陸中川井、川内、区界、上米内の各駅。信号機やポイントを盛岡輸送指令室から遠隔制御する列車集中制御装置の開始に伴い、ポイントの切り替えなどの運転取り扱いを終了する。工事は21日夜から22日朝に実施される予定。これで乗車券などの販売は盛岡、宮古両駅となった。

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