「森友」幼稚園

籠池氏、不正認識か 教員給与台帳を偽装

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籠池氏の自宅から押収品が入った段ボール箱を運び出す大阪地検の係官ら=大阪府豊中市で2017年6月20日午前2時1分、平川義之撮影
籠池氏の自宅から押収品が入った段ボール箱を運び出す大阪地検の係官ら=大阪府豊中市で2017年6月20日午前2時1分、平川義之撮影

 大阪市の学校法人「森友学園」が運営する塚本幼稚園に交付される大阪府の補助金を不正受給していた問題で、学園が2年前に府の調査を受けた際、勤務実態のない教員を「専任教員」として雇用しているかのように給与台帳を偽装し、不正の発覚を逃れていたことが府関係者への取材で分かった。【三上健太郎、岡村崇】

 調査に対応したのは籠池泰典(かごいけ・やすのり)前理事長(64)で、大阪地検特捜部は籠池氏が不正を認識していた疑いがあるとみて、学園から押収した資料の分析を進める方針だ。

 特捜部は19日夜から20日早朝にかけ、籠池氏が補助金を府からだまし取った詐欺などの疑いで学園本部のある塚本幼稚園(大阪市淀川区)や大阪府豊中市にある籠池氏の自宅を捜索した。不正受給額は、専任教員数や障害のある園児数に応じた2011~16年度の補助金で計約6200万円に上る。

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