女子医大過投与

副作用重ねて周知 学会や厚労省関連団体

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 東京女子医科大病院で2014年に抗てんかん薬「ラミクタール」(一般名ラモトリギン)を過量投与された女性が重い副作用で死亡した問題で、薬の副作用情報を集める医薬品医療機器総合機構(PMDA)や関連学会が当時、ラミクタールの用法・用量の順守を重ねて呼び掛けていたことが分かった。死亡した事例と同じ薬の組み合わせには特に細かい説明があり、専門家は「副作用の危険が高いことは、よく知られていた」と指摘する。

 脳腫瘍の手術経験があった女性は13年12月から、同病院の処方で抗てんかん薬「デパケンR」を服用。14年8月にけいれん発作を起こした後、追加でラミクタールを、短期間で薬効を高めるためとして本来の16倍に当たる200ミリグラム連日投与された。

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