米国の早期警戒衛星のデータ 韓国軍が共有へ=北ミサイル早期探知
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2023.11.13 19:56
【ソウル聯合ニュース】韓国と米国は13日、ソウルで定例安保協議(SCM)を開催し、米国の早期警戒衛星のデータを両国が共有することで合意した。このシステムが稼働すれば、北朝鮮の核・ミサイル施設を24時間体制で監視できるだけでなく、発射されたミサイルの迎撃に要する時間も大幅に短縮される見通しだ。
韓国軍の北朝鮮に対する情報収集能力は特に映像情報が不足しており、80%以上を米国に依存しているという。
国防部の関係者は衛星情報の共有について「リアルタイムで共有ができるよう機械的なメカニズムを構築する段階」と説明した。現在進められている実務協議が完了すれば、韓国軍側の人材養成と米国側の支援人材の派遣などの手続きを考慮しても、来年には可能との見方が出ている。
北朝鮮のミサイル監視などの任務を遂行する在韓米宇宙軍が昨年12月に創設され、米宇宙軍司令部と早期警戒衛星の情報を共有しているため、韓国軍と在韓米軍のシステムを連結し、情報を同時に受信するシステムが構築されるものとみられている。
yugiri@yna.co.kr