金現物が約3年ぶり1200ドル割れ、米緩和縮小観測で売り続く

金現物が約3年ぶり1200ドル割れ、米緩和縮小観測で売り続く
6月27日、金現物価格が約2%下落し、約3年ぶりに1オンス=1200ドルを下回った。米FRBが資産買い入れ規模の縮小に着手するとの観測から金が断続的に売られる状況が続いている。 香港で4月撮影(2013年 ロイター/Bobby Yip)
[ニューヨーク/ロンドン 27日 ロイター] - 27日の取引で金現物価格が約2%下落し、約3年ぶりに1オンス=1200ドルを下回った。米連邦準備理事会(FRB)が資産買い入れ規模の縮小に着手するとの観測から金が断続的に売られる状況が続いている。
金現物の下落は9日連続。一時、2010年8月12日以来の安値となる1オンス=1197.1ドルまで下落。その後、1840GMT(日本時間28日午前3時40分)現在では1.79%安の1204.1ドルとなっている。
この日はFRBのパウエル理事らからFRBの緩和措置が早急に縮小されることはないとの趣旨の発言が相次いだが、金取引に大きな影響は及ぼしていない。

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