ロシア国防相、2週間ぶりに姿確認 安保会合に出席

ロシア国防相、2週間ぶりに姿確認 安保会合に出席
 3月24日、11日以来公の場に姿を見せず所在が憶測を呼んでいたロシアのショイグ国防相が、政府高官の会合に出席した様子が国営ロシア通信(RIA)の映像で確認された。写真はモスクワで2021年12月に代表撮影(2022年 ロイター)
[ロンドン 24日 ロイター] - 3月11日以来公の場に姿を見せず所在が憶測を呼んでいたロシアのショイグ国防相(66)が24日、政府高官の会合に出席した様子が国営ロシア通信(RIA)の映像で確認された。
同相はプーチン大統領の側近で、ウクライナ侵攻を統括している。
ショイグ氏の姿は、RIAが中継した安全保障会合で、プーチン大統領の演説中に分割画面に映し出された。ただ音声はなく、ショイグ氏が話す場面もなかった。
ロシア大統領府は、ショイグ氏は他の政府高官とともに会合に出席していたと説明した。
大統領府のペスコフ報道官はショイグ氏の所在について問われ、同氏がメディアへの露出時間を減らしているのは理解できると回答。「いま国防相の頭には多くのことがある。現在、特別軍事作戦を遂行中で、メディアに出演している時ではない」と述べた。
ショイグ氏は2012年に国防相に就任。シベリアでプーチン氏と休暇をともに過ごし、釣りやキノコ狩りをする様子が撮影されたことがあり、プーチン氏の後継者候補とみる向きもある。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab