29日の外国為替市場でドルが対円 で一時1ドル=160.245円を付け、1990年4月以来34年ぶりの円安・ドル高水準を付けた。日本が祝日のため取引量が少ないほか、ストップロスも巻き込んで円が売られた。
- ワールド米国務長官、29日からサウジ・イスラエルなど訪問 ガザ情勢協議
ブリンケン米国務長官は29─30日にサウジアラビアを訪問し、パレスチナ自治区ガザの停戦と人質解放に向けた取り組みについて周辺諸国と協議する。その後、ヨルダンとイスラエルも訪問する。米国務省が28日までに発表した。
- ワールド焦点:認知症薬レカネマブ、米で普及進まず 医師に「ニヒリズム」
エーザイと米バイオジェンが開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」(米国名はレケンビ)が米国で正式承認されて9カ月が経過したが、同薬の普及は予想外のハードルに直面している。「認知症の治療は無意味だ」という一部医師の強固な思い込みだ。
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ニッケル生産を手掛けるオーストラリアのアルデア・リソーシズは29日、豪西部カルグーリーでのニッケル事業を巡り、住友金属鉱山や三菱商事と拘束力のある協定を結んだと発表した。これを受け、アルデアの株価は11%超上昇した。
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ロシアの裁判所は27日、北極圏の刑務所で2月に死亡した反政府活動家ナワリヌイ氏が生前に創設した「過激派」組織の活動に関与したとして、ロシア人記者2人を2カ月間拘束することを決定した。
- アメリカマーケットNY市場サマリー(26日)ドル158円台乗せ、米株上昇 長期債利回り低下
<為替> ドルが158円台に乗せ、34年ぶり高値を更新した。日銀による政策の現状維持が材料視されたほか、米インフレ指標がおおむね予想と一致し、連邦準備理事会(FRB)が利下げ開始を遅らせるという観測が強まった。
- オピニオン為替水準、金利差がかなり重要な部分占める=鈴木財務相
鈴木俊一財務相は26日の衆院財務金融委員会で、円安の背景について「為替の水準は金利差はかなり重要な部分を占める」と述べた上で「その他にも、国際収支や物価動向など経済指標、市場参加者のセンチメントや投機の動きなども複雑に混じり合って形成される」と指摘した。