三井不動産が1200億円で東京ドーム買収、読売に2割譲渡

三井不動産が1200億円で東京ドーム買収、読売に2割譲渡
 11月27日、三井不動産は、東京ドーム株を公開買い付け(TOB)すると発表した。1205億円で完全子会社化し、その後に株式の20%を読売新聞グループ本社に譲渡する。写真は無観客で行われた東京ドームでの巨人―広島戦。6月撮影。(2020年 ロイター/Jack Tarrant )
[東京 27日 ロイター] - 三井不動産は27日、東京ドーム株を公開買い付け(TOB)すると発表した。1205億円で完全子会社化し、その後に株式の20%を読売新聞グループ本社に譲渡する。
東京ドームは、株主である香港のオアシス・マネジメントが社長ら取締役3人の解任を要求。12月17日に臨時株主総会を開く予定にしているが、オアシス側の提案に反対していた。
三井不動産はホワイトナイト(白馬の騎士)として名乗り出た形となり、デベロッパーとしてのノウハウを、球場やホテルを運営する東京ドームに生かす。東京ドームはTOBに賛同を表明した。
買い付けの価格は1株1300円、期間は11月30日から2021年1月18日まで。
読売新聞は東京ドーム株の0.04%を保有している。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab