陳光誠氏が米人権賞を受賞、「国際社会は中国に圧力を」

陳光誠氏が米人権賞を受賞、「国際社会は中国に圧力を」
1月29日、中国出身の盲目の人権活動家で現在は米国に滞在している陳光誠氏(左)は、人権抑圧を続ける中国に対し、妥協せずに圧力をかけていくよう国際社会に求めた。写真右は同氏の演説を英語で読み上げた俳優のリチャード・ギア氏。ワシントンで撮影(2013年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ワシントン 29日 ロイター] 中国出身の盲目の人権活動家で現在は米国に滞在している陳光誠氏は29日、人権抑圧を続ける中国に対し、妥協せずに圧力をかけていくよう国際社会に求めた。
陳氏は2012年の「ラントス人権賞」を受賞。ワシントンで行われた授賞式で、人権活動家や人権団体、米国など各国政府に対し、中国での人権問題に進展をもたらすよう呼びかけた。
「たとえ事業上の利益が存在する場合でも、妥協があってはならない」とし、個人の尊厳、自由、公正性はより重要だとの考えを示した。演説はチベット支援活動を続ける俳優のリチャード・ギア氏によって英語で読み上げられた。
陳氏は昨年、軟禁されていた中国・山東省の自宅を脱出し、その後渡米した。現在はニューヨーク大学で法律を勉強している。

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