エジプトの格付けを「Bマイナス」に引き下げ、政情不安で=フィッチ

[ニューヨーク 5日 ロイター] - 格付け会社フィッチ・レーティングスは5日、エジプトの長期外貨・自国通貨建て行体デフォルト格付け(IDR)を「B」から「Bマイナス」に引き下げた。 
同国初の民主選挙で選出されたモルシ大統領の解任に発展した政情不安を理由に挙げた。
格付け見通しはネガティブで、今後数カ月以内に一段の格下げが行われる可能性があることを示している。
フィッチは声明で「国内政治の安定性が著しく揺らぐリスクに加え、経済や格付けへの下振れリスクが存在する」と指摘。さらに、軍のクーデターに端を発するリスクが短期的にどのように発展するか、平和的な政権移行を実現できるかなどをめぐり「かなりの不透明性が存在する」とした。

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