米アカデミー賞でウクライナ支援メッセージ、大統領登場せず

米アカデミー賞でウクライナ支援メッセージ、大統領登場せず
 27日に開催された第94回米アカデミー賞授賞式では、ウクライナ支援の募金を求めるメッセージがスクリーンに映し出され、ロシアの侵攻で苦しむ市民への思いを分かち合った(2022年 ロイター/BRIAN SNYDER)
[27日 ロイター] - 27日に開催された第94回米アカデミー賞授賞式では、ウクライナ支援の募金を求めるメッセージがスクリーンに映し出され、ロシアの侵攻で苦しむ市民への思いを分かち合った。
メッセージは「現在、自国内で侵略、紛争、偏見に直面しているウクライナの人々に支援を示すため、黙とうの時間を持ちたい」とした上で、何百万人もが食料や医療などを求めているとして「可能な方法でウクライナを支援してほしい」と訴えた。
授賞式の前には、ウクライナのゼレンスキー大統領がビデオリンクを通じて登場する可能性も指摘されていた。
また、プレゼンターとして登壇したウクライナ生まれの女優ミラ・クニスは、「最近の世界的な出来事で私たちの多くが挫折感を味わっている。しかし、こうした惨状に直面する人々の強さと尊厳を目の当たりにすると、彼らの立ち直る力に心を動かされないわけにはいかない」と語った。

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