【日本ハム】今川優馬がエスコン第1号「完璧。ひそかに狙っていた」WBC世界一に「日本に生まれてよかった」

 
 

◆オープン戦 日本ハム4―2ソフトバンク(22日、エスコン)

 日本ハム・今川優馬外野手が22日、今季からの新本拠地「エスコンフィールド」で新球場第1号を放った。

 「2番・右翼」で先発出場し、迎えた初回無死一塁。相手先発・和田の初球、真ん中高め139キロを強振すると打球は左翼2階席へ。打った瞬間「完璧」と確信した強烈な先制2ランは、OP戦出場12試合目で飛び出した今季初の一発。札幌出身の26歳は「今年まだホームランが出ていなかったし、エスコン第1号はひそかにずっと狙っていた。すごくうれしい」と雄たけびをあげてダイヤモンドを一周した。

 WBCで世界一に輝いた侍ジャパンには「アレを見て燃えないわけにはいかなかった。ダルビッシュさん、大谷さん、ファイターズのOB選手たちも出ている。一ファンとして日本に生まれて良かった。野球って改めてすごいスポーツだと思った」と力をもらった。

 プロ3年目。「立場的にもチャンスが少ないし、結果を残さないと後がないって毎日自分に言い聞かせている。苦しいですけどうまう割り切って。僕は攻めて攻めて攻めまくる超攻撃野球が持ち味。持ち味を存分に出すだけ」と試合に臨んでいる。開幕まで残りは3試合。8回の走塁ミスを「レギュラーの道が遠のいていく」と猛省していた背番号61は「日本一になるために、チームの勝利に貢献できるように精進していきたい」と引き締まった表情で前を向いた。

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