【巨人】ドラフト２位指名の慶大・萩尾匡也が仮契約　中堅手争いに決意「できることをしっかり全力で」

　巨人からドラフト２位指名された慶大・萩尾匡也外野手（２１）が１９日、東京都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金７５００万円、年俸１２００万円で仮契約した。背番号は１２に決まった。（金額は推定）

　即戦力スラッガーは「足もあるので、とにかくダイヤモンドを全力で走ることが僕の一番いいところだと思います。プロに入ってもしっかり貫いて、大学の時から常にトリプルスリーを目標にと思っていたので、それを達成できるようなプレーをしていきたいと思います」と闘志を燃やした。

　原監督は秋季宮崎キャンプ中の１５日にスポーツ報知のＹｏｕＴｕｂｅ「報知プロ野球チャンネル」に出演し、来季に向けた外野陣の構想を披露。これまで不動の中堅手だった丸を右翼に置き、増田陸や萩尾ら若手で中堅のポジションを争わせるプランを明かした。

　これを受けて、ドラ２位ルーキーは「僕ができることをしっかり全力でやることが大事だと思っているので、目の前のプレーを常に全力でやって、その中で原監督の期待に応えられるようなプレーができたらいいと思います」と決意した。

　今秋のリーグ戦で打率４割、４本塁打、１７打点を記録して東京六大学で戦後１６人目の３冠王を獲得。担当の脇谷スカウトは「広角に長打を打てるスラッガーとして評価させてもらいました。打撃だけでなく、スピードといった面で足も速いですし、レギュラーに食い込んでくる素材だと思います」と太鼓判を押した。

　＜萩尾匡也＞（はぎお・まさや）２０００年１２月２８日、熊本・大津町生まれ。２１歳。室小４年時から野球を始め、投手と外野手。大津北中時代は北熊本ボーイズに所属。文徳では甲子園出場なしだが、通算４６本塁打を記録。慶大では２年春にリーグ戦初出場で史上２６人目の初打席本塁打。３年秋の神宮大会では２本塁打で準Ｖに貢献。４年春には打率３割３分９厘、５本塁打、１７打点でベストナイン。１８０センチ、８５キロ。右投右打。