全日本大学サッカー選手権、来年度の第71回大会は元日に国立競技場で開催へ

国立競技場
国立競技場

 来年度の第71回全日本大学サッカー選手権決勝が、2023年1月1日に国立競技場で開催されることが25日、分かった。大学選手権の元日開催は初で、国立競技場が使用されるのは第62回大会以来となる。

 大学選手権は05年度以降、全国各地域の代表24校が参加し(08~12年度は16校)、13年度からは予選リーグを撤廃して一発トーナメント方式で開催。近年決勝は12月下旬の実施で、国立競技場が改修に入った14年度からは味の素フィールド西が丘(東京)や浦和駒場スタジアム(埼玉)などが舞台となってきた。22年はカタールW杯(11月21日開幕)開催年で、天皇杯決勝は10月16日に行われる見通し。元日のサッカーイベントを絶やさないためにも、大学選手権の開催に踏み切った。

 天皇杯や全国高校選手権と比べると認知度が低い現状は否めず、集客は今後の課題となる。05年度以降の最高観客動員数は、国立開催だった11年度の1万4745人。近年は筑波大卒の日本代表MF三笘薫(24)=ベルギー・サンジロワーズ=ら大卒選手の活躍も著しい。注目度こそ高まっているが、観客動員数増加に向けての打開策を模索していく。

 25日にNACK5で行われた第70回大会決勝は、駒大が3―2で阪南大を下し、15大会ぶりの優勝を果たした。

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