伊勢ケ浜審判部長「相撲が全部終わってから」…照ノ富士が大関復帰目安到達

スポーツ報知

◆大相撲春場所12日目(25日、東京・両国国技館)

 大関復帰を懸ける関脇・照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=が9勝目を挙げ、「三役で直近3場所33勝」の昇進目安に到達した。昇進を預かる伊勢ケ浜審判部長(元横綱・旭富士)は打ち出し後に報道陣の電話取材に応じ、昇進に関しては「相撲が全部終わってから」と話すにとどめた。今場所の照ノ富士の相撲内容については「ここまでは安定している」と評価した。

 15日制が定着した1949年夏場所以降、直近場所が9勝での昇進例はない。そのため、照ノ富士は13日目(大関・正代戦)以降に昇進を確実にする2ケタ白星を目指す。

 昇進の目安は明確なものではなく、平幕起点やノルマ未到達での昇進例もある。目安クリアで昇進できなかった例は、直近で19年春場所の貴景勝。18年秋場所(小結)で9勝、19年初場所(小結)は13勝で優勝。同春場所11勝で「計33勝」に到達したが、昇進は見送られた。

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