日産自動車、第39回東京モーターショー出展概要を発表

 

 

 

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は、第39回東京モーターショーに、2007年の登場を宣言している次期型GT-Rのコンセプト「GT-R PROTO」や、ユーザーフレンドリーを軸に"こんなクルマがあればいいのに"を具現化した「ピボ(Pivo)」、コンパクトで上質なスポーツクーペ「フォーリア(Foria)」などのコンセプトカーを出展する。

同社の一貫したメッセージである「SHIFT_」をテーマに、3つのアピールポイントをブースでは提示。同社の強みであり財産でもある「ドライビングプレジャー」、定評の「モダンリビングデザイン」、そして、夢を実現する「イノベーティブテクノロジー」。それぞれにおける「SHIFT_」、すなわち新しい価値を、個々の出展物を通じて提案していく。

主なコンセプトカーおよび技術展示の内容は以下の通り。


出展物概要
<各コンセプトカーの特徴>

●「GT-R PROTO」
究極のドライビングプレジャーの姿
・日産の考えるドライビングプレジャーを、究極まで研ぎ澄ました末の結晶。
・2007年に正式発表予定。
・市販モデルに近いエクステリアデザイン。

●「ピボ(Pivo)」
ユーザーフレンドリーを基本コンセプトに、将来の電動車両の可能性を示唆する夢のクルマ
・日産の「X by Wire技術」が可能にした、キャビンの向きが前後に変えられ、行きたい方向に向いてくれるバック走行不要のコンパクトカー。
・電動パワートレインにより、高い環境性能とともに効率的なパッケージングを実現。
・「シースルーピラー」、「アラウンドビューモニター」、「IRコマンダー」など、見えないことによる不安の解消や運転中のストレスフリーな各種操作を実現する、先進の要素技術を搭載。
・フレンドリーで清潔感のある未来的なテイストを目指したエクステリア&インテリアデザイン。

●「フォーリア(Foria)」
コンパクトなクーペボディにスポーツマインドとエレガンスを内包
・感度の高い大人の男女に向け、感性に響く作り込みを心がけたコンセプトカー。
・街中を軽快に走るだけでなく、ワインディング走行も満喫できるFRレイアウトのコンパクトな2+2クーペ。
・走りのポテンシャルを、エレガントなムードで包み込んだエクステリア。アルミニウム製のモールディングがラップアラウンドしたサイドウインドウを強調。
・スポーティさとエレガンスを融合したインテリア。プレーンな肌触りの革を贅沢に用いた上質表現や、シフトノブなど指が触れる部分には日本の伝統技法からヒントを得た表面処理を随所に行うなど、こだわりの空間を実現。

●「アメニオ(Amenio)」
エモーショナルな価値を重視した"マルチ・ピープル・キャリアー"
・「ティアナ」以降定評のある日産Modern Living Designをミニバンに発展させ、新機軸"マルチ・ピープル・キャリアー"を提案するコンセプトカー。
・たっぷりとしたサイズに電動スライド&リクライニング&オットマン機構を備え、ラウンジチェアのようなスタイルと機能を備えた6つのシートを配置。インストルメントパネルやルーフは、日本の伝統建築手法を取り込むことでJapanese DNAを巧みに表現。
・リビング感漂うインテリアとは対照的に、エクステリアはスポーティさを感じさせるスムーズで伸びやかなシルエット。
・地球上を走る自車を宇宙から眺める感覚が味わえる「アースブラウズ」など、ユニークなITインターフェイスを搭載し、ドライブに新しい価値観を提供。

●「ノート インスパイアード by アディダス(Note inspired by adidas)」
自由自在ノートを、トーキョーの若者発信のカルチャーでリミックス
・ハードな動きにも耐えられるようデザイン・開発されたスポーツウェアを、さりげなく街着として着こなす若者世代の感覚をヒントに作ったコンセプトカー。
・気分次第で、エクステリア・インテリアの特定の部分・パーツが着せ替え可能。スポーツファッションのデザインやマテリアルをふんだんに盛り込んだパーツは、世界的なマルチスポーツブランド「adidas」からインスパイアを受けたデザイン。

●「ウイングロード プレビュー(Wingroad Preview)」
スタイリッシュでファンクショナルなコンパクトワゴン
・コンパクトワゴンクラス初の設定となる後席のシートスライドにより、目的に応じて自由に変えられる居室と荷室スペースを実現。
・実際の使用シーンを想定した多彩なワゴン機能が、毎日の街乗りから週末のレジャーまで、行動範囲の広い好奇心旺盛の20代の若者のアクティビティをサポート。

●「ブルーバード シルフィ プレビュー(Bluebird Sylphy Preview)」
もてなしと気配りのラグジュアリーミディアムサルーン
・特徴的なS字曲線の「S-motion」デザインを用いることで、もてなし感と気配り感を随所に表現したエクステリア&インテリアデザイン。
・多くの女性のお客さまのニーズを満たす大型のセンターコンソールボックスなどの機能と、生活へのいろどりを提供する美しいデザインの融合。

●「モコ プレビュー(Moco Preview)」
くらしを心地よく、ちょっとおしゃれにサポートしてくれるMy Daily Partner
・スタイリッシュでエレガントなエクステリアと、「すわるとシート開けるとBOX」といった便利収納を備えた上質なインテリア。
・高い環境性能と経済性。

<技術展示物>

「ピボ(Pivo)」に搭載する先進の要素技術の仕組みや動作を、映像などを用いて分かりやすく紹介するコーナーを設置。また、日産が積極的に取り組む「環境」、「安全」、「IT/ITS」など各分野における最新の事例を展示し、「SHIFT_」に取り組む企業姿勢をアピールしていく。

(了)